9月13日、三重県の櫛田川に初めてスモールマウスバスを狙いに行ったが、ネット情報を基に有名どころのポイントはどこも人だらけ。なかなか釣る気も起こらず、来年の下見だけで終わってしまった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐)
漁港や河川でライトソルトゲーム
選んだポイントは志摩市浜島から紀北町紀伊長島の漁港や河川河口周り。狙いはメッキやカマス、アオリイカ、ハタ類。まずは河口のメッキ狙いから開始した。
前日に雨が降り水潮になっていないか心配したが、さほど影響は出ていない様子。まずはトップゲームから開始する。選んだルアーは釣友からもらったレジンのルアー。
表層を素早くスキッピングさせて攻めると、1投目から勢いよく魚からの反応があったが、惜しくもフッキングせず。
ファーストヒットはセイゴ
魚がいることが分かったので、今度は食わせのタイミングを入れてゆっくり誘ってくると、モワッとルアーにアタックする姿が見えた。
だが特有の横走りがない。上がってきたのはセイゴ。どうやらセイゴの群れがいるようだ。ここで移動した。次のポイントは湾奥。

メッキをキャッチ
トップウォータープラグを中心にテンポよく探りを入れるが、魚からの反応はない。朝夕は活性が高くトップで反応が良いことが多いが、日中は底付近に張り着いていることもあるため、トップからシンキングミノーにルアーを交換。
キャスト後いったん底までルアーを落とし、激しくトゥイッチしてくると、小型ながらメッキのチェイスを目視することができた。丁寧に誘いを入れ直すと、ルアーにアタック。同時に激しい横走りで今シーズン初のメッキをキャッチできた。

オオモンハタを手中
サイズは小さいが、幼魚特有の黄金色に輝いていてキレイだ。その後も同サイズ中心にメッキゲームを楽しみ、その後は深場が絡む大型のメッキが狙えるポイントに移動することにした。
途中アオリイカの様子も気になりのぞいてみた。少しだけ大きくなっているようだが、まだまだコロッケサイズが中心で無邪気にエギを抱いてきたが、反応だけ楽しみポイントを後にした。
アオリポイントの隣はハタ類のポイントでもあるため、寄ったついでにルアーを投げると着底同時ヒットで、サイズはかわいいものの安定のオオモンハタをゲット。優しくリリースして、その場を離れた。

ギンガメアジをキャッチ
最後は漁港の堤防を中心に回ってみる。漁船の航路があり、カケアガリを狙えるポイント。朝夕は漁船の出入りがあるため、邪魔にならないように注意する必要がある。
ベビーシンキングミノーを中心に底までルアーを落とし、着底後すぐに激しいトゥイッチを入れると同時にヒット。多少サイズが大きくなったのか、ドラグを少し鳴らしながら上がってきたのは、銀ピカに輝くギンガメアジだった。

トップでは反応なし
もっと手返しよく狙えるようにメタルジグに替え、同じように攻めると途中フォールでもヒット。日が傾き始め、魚の活性も上がってきているようだ。トップでも狙おうとペンシル、ポッパーで誘うが、魚が水面を割ることはなかった。
その後はミノー、ジグ中心に日暮れまでメッキゲームを楽しみ、ロッドオフとした。櫛田川のスモールマウスバスは来年またじっくり下見をして狙うとして、短時間であったものの十分に楽しめた釣行だった。
<週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年9月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。