少し前から気になっていたトップウォータープラグでのカワムツ釣りに、9月7日の仕事終わりに出かけてみた。ネットやメディアでは狙っている人もいると聞いたことがあったが、実際小さな口のカワムツがトップウォータープラグに反応するとはにわかに信じがたかったが、今回真剣に狙ってみて結果を出すことができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐)
カワムツトップウォーターゲーム
日が傾き始めた日没までの短時間勝負。選んだルアーはエリアトラウト用の小さなルアー。フックも小さなものに替えようかと迷っていたが、泳ぎが悪くなると思いそのまま使用した。
ポイントは三重県いなべ市のいつもの田園地帯を流れる小川。カワムツに交じって小バスも釣れる飽きのこない場所。

小バスは高活性
もちろんこの日はトップオンリーで臨む。取りあえず最初はペンシルベイトから使ってみる。
アップクロスでキャスト。ラインコントロールしながら、首振りドッグウォークで誘いを入れると、勢いよくバスが反応。「今日はあなたじゃないんだよ」と思いながらも、釣れてくれたことに感謝して優しくリリース。
ため池で釣れる夏バテ気味の魚とは違い、流れのある場所のバスはよく引く。2投目も同じように流しつつ、派手な動きはバスに好反応なので優しく誘いを入れてみる。
パシャッと先ほどより優しい反応。一瞬本命かと思ったが、エラ洗いされバス確定。

カワムツ果敢にアタック
少しの間バス釣りを楽しみ上流に向かって歩いていると、油水からの流れ込みを見つけた。よく見ると落ち込みに頭を向けて、数匹の魚が泳いでいるのが見えた。ひとつ上の油水にルアーをキャスト。流れに乗せ落ち込みに落とすと同時に、チョンチョンとアクションを入れるとモワンとした反応が。
次も同じように流れに乗せると同じように反応があり、軽くアワセを入れるとフッキングできた。一瞬トラウトのようなローリングな引きがあったが、トラウトほど引くこともなくいとも簡単にカワムツをキャッチ。

カエル型でもカワムツキャッチ
その後も同じような流れ込みを狙うと、コンスタントにカワムツを釣ることができた。しかしながらいつものスピナーやスプーンで狙うときと比べて、比較的型の良い魚が釣れることが分かった。使っているルアーも大きいからかもしれないが、大きいルアーには大物が釣れるとあらためて実感できた。
その後は流芯でバス、流れ込みでカワムツを釣り、暗くなるまで楽しんだ。途中カエル型の小さなトップウォータープラグも試したが、これも同じような反応があった。

落ち込みで連発
カワムツは油水上段から流れ落ちてくるものに反応しているようだ。
昨年から本格的にカワムツのルアー釣りを始めたが、まだまだ釣り方もいろいろあり開拓できる余地があるため、近いうちにカワムツトップゲームに再度挑戦してみたいと思った。

<週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年9月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。