8月末に三重県・紀北町~南伊勢町に遠征した際にシオがルアーにアタックしてくる様子を目撃したので、9月18日に再釣行した。小型青物でもシオは、引きも強くよく走る。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐)
紀伊長島港でアジング
釣行当日はチニング用のロッドを代用し、メタルジグを中心にルアーも用意した。ラインは0.8号、無理しなければ、ラインブレイクはないだろう。
前日17日の夜に前乗りしたが、まずはアジング。紀伊長島港のいつもの場所でいつものようにアジの反応はあり、30匹ほどキャッチ。

カマスのお土産確保
その後は漁港のワンドに移動し、暗がりにルアーをキャストすると、ここでもアジは反応してくれる。
やがて落ち着き、ロッドを軽くあおってアクションをつけると、ふっとテンションがなくなった。ヤツだ。秋の好ターゲットのカマスだ。
少しアピールが大きめのラメが入ったワームに替えて狙うと、いとも簡単にカマスをキャッチできた。カマスはアクションを入れると、スパッと切られるように感じる。お土産を確保し、あとはぐっすり休む。

シオ高活性
翌朝、南伊勢町奈屋浦周辺の堤防には誰もいない。はやる気持ちを抑えタックルをセット。底までジグを落としてシャクると、1投目からアタリがあり即アワセ。
今度はしっかり結び直し、2投目は底まで落としてジャカジャカ巻きをしてくると、ガツンっとアタリがあった。底へ走ろうとするのを耐えて寄せてくると、今度は左右にも走る。途中魚の後ろを追尾する10匹ほどのシオを確認できた。
丁寧にやり取りして上がってきた個体は、小ぶりながらもきれいなシオだった。釣った魚を処理し、すぐに2匹目を狙う。シオはスレるのも早く、時間との勝負。その後、数投するが反応はない。
今度は底付近をフワフワ誘うと、ひったくるアタリでヒット。巻いてくる途中でフックオフ。さらに回収しようと早巻きしてくるとヒット。
最終釣果
その後、魚からの反応がなくなり、半分諦めモードで適当に巻いていると、オマケヒット。巻き上げてくる魚を見ても追尾してくる魚の姿はなく、これで納竿とした。当日は短時間ではあったものの、本命のシオをゲットできた。
また海面には小さなベイトの姿はあったが、ナブラなどはなかった。海面は静かでも、もしかすると海中はにぎやかになっていたのかもしれない。持ち帰ったカマスはあぶり、塩焼き、シオは刺し身で思う存分堪能した。

<週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年10月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。