野釜島で朝イチはチヌ狙いからスタートしたものの本命は不発。切り替えて向かった松島では、実績ポイントでキスが連発し、18~20cm級に加えて今年イチとなる23.5cmの良型もキャッチした。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版編集部・松尾仁美)
野釜島で朝イチはチヌ狙い
野釜島の数か所にキス釣りに行った昨日は本命は来なかったので、残ったキスゴ虫を持参してまた海へ向かった9月1日、朝イチに最干潮の時刻に野釜島に到着。
キスは満潮近くで狙おうと、朝イチはチヌをトップで狙い5時間ほど投げ続けた。長潮で緩やかな潮だが、途中から爆風の時間帯もあったり、いろんな状況でチニングの投げる練習になった。
松島でキス釣りに切り替え
結局、何も釣れなかったのでキス釣りに変更。移動して、あちこちを見て回った。

満潮近い時間に松島に到着。5号橋付近は先月3回ほど来て根掛かりしながらも22cmオーバーが釣れた良型ポイント。キスゴ虫は15gほどしか残っていなかったので短時間釣行となりそうだ。

さあ気合の1投目、何度もこの場所では地形のチェック済み、根掛かりしないラインをズル引きしながら誘いを入れるとブルブルっとキスのアタリが。
しっかり食っている感覚が手元にも伝わり幸先の良いスタートを切ることができた。そして、2投目、3投目と立て続けにヒット。サイズも18~20cmと、なかなか良型である。
中盤はフグやチャリコが連発
しかし、その後パタリとアタリがなくなり、なんか違うアタリが来たと思ったらフグやマダイの子が連発。しばらくするとまたキスがぽつりぽつり姿を現してくれるも、続くことはなかった。
思うところに飛ばないとやはり速攻根掛かりしたが、なんとか回収。最初ここで釣ったころに比べるとハリやオモリのロスト減は明らかだったので、地形調査の大切さを感じた。
終盤に今年イチの23.5cmキス
1時間ほどたち、キスゴ虫も使い切るぞといった終盤にゴン、ゴゴっと一瞬鋭いアタリが。そして慎重に寄せるもあまり引かない、キスっぽいが「あきらめるの早くないか?」と回収していると最後の最後に思い出したかのように引き始める。「良かった、付いている」と安堵(あんど)。
手元に引き寄せた魚はなかなか大型のキス。「わ!これはかなり良いサイズだ」と計測してみるとなんと23.5cm。今年イチのキスが姿を現してくれた。もう来ないかなといったところでのこのヒットは本当にうれしくて、また「さらに良型目指して頑張るぞ!」と気合が入る。

短時間釣行で得た収穫
この日はキスゴ虫も使い切り、移動含め1時間半ほどと短時間ではあったが、松島はキスの良型が釣れるポイントだということは、来る度に感じることができる。
新しいタックルでの釣果がうれしかった。同じポイントで毎回違う潮の時に投げることでその場所を知り、比較することもできて、今回もとても勉強になった。記憶を記録することで、また次の釣果に繋げたい。
まだまだ私のキスの記録目標は達成していないので、今期あと少し、尺キスを釣り上げるまで頑張ってみようと思う。
<週刊つりニュース西部版編集部・松尾仁美/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年9月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。