静岡県西伊豆町の田子港へ家族4人でプチ旅行を兼ねた釣行に出かけた。アプリ「海釣りGO」で管理された有料釣り場で、混雑を避けながら快適に竿を出すことができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)
「海釣りGO」管理の田子港
9月6日(土)、静岡県西伊豆の田子港へ妻と両親の4人でプチ旅行に出かけた。同港は海釣りGOというアプリで管理されている釣り場。上限50人までが入れて、大人(12歳以上)は1時間300円の時間制で釣りが可能になる。

当日は快晴。北側にある人気の白灯台堤防は避け、南側の赤崎堤防へ。13時30分から4時間の枠を予約し、時間になってから釣り場へ移動する。先釣者は一人だけで、棒ウキを使ったクロダイ狙い。釣果を聞いてみたが釣れていない模様。

堤防先端部に4人並んで入釣。丘があり、日陰ができる場所を確保できたため、暑さはあまり感じない。少し前までのソーダガツオフィーバーは終わっている雰囲気なので小物と遊べれば、くらいの気持ちで竿を出す。
水中の様子をチェック
まずは水中カメラをセットしてから、水色をチェック。台風通過の影響か、東京湾で竿を出すときよりはましだが濁り気味。

タックルは4.6ftのパックロッドに小型スピニングをセット、ミチイトはPEライン0.8号、小物用の胴突き仕掛けをセットし、エサは青イソメで探る。
オオモンハタヒット
底質を探ると手前は岩礁帯、少し先は海藻エリア、その先が一気に深くなっている模様。表層を泳ぐベラや小メジナの群れを見ながら足元を探ると一投目からアタる。ただ、ハリには掛からない。置き竿にして少しアワせるのを待つとハリ掛かりはするが、食うと同時に根に入られてしまう。

あとで水中映像を見て分かったが、足元も入り組んだ岩礁帯になっていて、岩の隙間も多く、うまく逃げ込まれていた模様。たくさんの仕掛けをロストし苦戦する。

そこで、手前ではなく、少し沖めを狙う。着底したら竿を跳ね上げるようにしてテンションフォール。底に着き、ゼロテンションにした瞬間、会心のアタリがきた。いい引きで上がってきたのは20cm級のオオモンハタ。初めて出会う魚種はうれしい。
多彩な魚種と遊ぶ
母は手前でまきエサを撒きながら釣っている。すさまじい量の小魚がどこからともなく湧いてくるのが見える。

母と妻がウキ釣りでメジナやカゴカキダイ、父がサビキでタカノハダイ。私もこれに乗じて胴突きで足元を狙い、スズメダイが登場。

アタリは続いていたが、16時を過ぎて、これからというタイミングになると、潮止まりの時間と当たったのか魚の反応が突如消失。満潮を迎えたころに時間になり納竿した。ただ、多彩な魚を見られたので満足。

今回海釣りGOで管理されている港を初めて利用したが、予約さえ取ってあれば土日でも混雑しすぎないのは魅力。なお、本格的に釣る場合は管理されている港ごとに釣り方のルールが若干異なるようなので必ず確認を。

アプリ利用者がトイレなどの際に使える無料貸出の自転車があるなど、有料ならではのサービスもあった。
<週刊つりニュース関東版 小谷友樹/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年9月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。