台風15号が過ぎ去った午後、三重県四日市市の鈴鹿川河口へハゼ釣りに出かけた。反転流を狙ってチョイ投げをすると、ピリピリと小さなアタリが連発。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
鈴鹿川河口でハゼ釣り
台風15号が過ぎ去った9月7日、ハゼ釣りを楽しもうと三重県四日市市を流れる鈴鹿川派川の河口へ午後から出かけた。
途中の釣具店でイシゴカイを購入、午後4時前に到着し、鈴鹿川派川と楠漁港を仕切るように伸びる北堤へ荷物を運んだ。鈴鹿川派川側の堤防際は大小の岩がゴロゴロ敷き詰められて雑草が茂っている。雑草の少ない場所に釣り座を構えた。

先端付近では数人サオを出している。中ほどでは楠漁港向きに長いノベザオを使ったミャク釣りでハゼを狙っていた。

当日の潮は大潮で満潮は午後6時14分。砂浜で区切られて狭くなった川の河口から勢いよく上ってくる海水と川の流れがぶつかり、釣り座の前が反転流となっていた。
チョイ投げで狙う
チョイ投げ用のハゼ釣り仕掛けをセットし、2本バリにイシゴカイを刺して釣り座前の反転流へ投入。イトふけを取ってミチイトを張ると、すぐにピリピリと小さなアタリが出た。

仕掛けを回収するとエサだけ食べられている。

ようやくプルルンのアタリでキープサイズのハゼをゲットできたが、数が伸びないのでチョイ投げして上げ潮の流れに仕掛けを入れる。ゆっくりリールを巻いてさびくとコンコンとサオ先をたたくアタリの次にブルンときた。サオをグイグイ曲げてしま模様のコトヒキとハゼが上がってきた。コトヒキはリリースしてハゼだけキープした。
3目釣りを楽しんだ
その後も上げ潮の流れヘ投げるとコトヒキがヒットして邪魔するが、プルルンのアタリでサイズアップした12cm前後のハゼがダブルヒット。引きを楽しませてくれる。コツンのアタリにアワせてリールを巻くと、仕掛けが左右に走りだして水面で暴れる。上がってきたのは小型のセイゴとハゼのダブルだった。

これでコトヒキ、セイゴ、ハゼの3目釣りだ。
満潮止まりが近づくと木枝などの多くのゴミが流れてきてイトに掛かるようになったため、午後6時前にサオを納めた。ハゼ釣果は9~13cm36匹。楽しむことができた。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年10月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。