鳥取県岩美町田後沖でシロイカ(ケンサキイカ)狙いの深夜便に出船。弟・勝巳が挑んだ釣行では、ヨコワの回遊で渋る中でも良型シロイカを手中。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳)
シロイカで泳がせ釣り
弟の勝巳がシロイカ(ケンサキイカ)釣りにハマっており、釣行の内容を取材した。この日は鳥取県・岩美町田後の剛遊丸に乗船。剛遊丸はシロイカ釣りで有名で、一日で半夜便、深夜便の2便が出ている。
今回は9月6日の深夜便で出船。田後沖へ向かった。いつもならば100匹近く釣れるのだが、最近ヨコワの回遊で釣果が渋いらしい。タックルはロッドがOR63MLS‐SMTT、リールはシマノ3000MHG 、PE0.4号200mにリーダーフロロ3号2m。鉛スッテは30号で、ドロッパーに浮きスッテ2号赤緑を付けた。
シロイカをゲット
リフト&フォールで攻めていくが、やはりヨコワ回遊のせいかシロイカの気配はなく、周りも釣れていない。1時間ほど経過してから水深40mでヒット。何とか良型のシロイカをゲットした。
そこからアタリは遠のき全然ダメ。
泳がせ釣りに転戦
ノマセの仕掛けを持ってきたので、ここで勝巳がタックルをチェンジ。ジギングロッドにシマノステラ6000番をセット。PE3号にフロロ12号、ハリ16号、オモリ50号の胴つき仕掛けをセット。エサは先ほど釣れた20cmのシロイカを付ける。
水深70mの底から3mほど上げたところで待つと、しばらくしてサオにずっしりとしたアタリ。ラインを送り込み、のみ込ませてから大きくアワせた。
80cmの大ダイ浮上
強烈な引きでサオをたたきながら潜っていく。とにかくサオを立てて慎重にファイト。ステラのドラグ音が船に響き渡った。
船に乗っているお客さんも集まってきたので、何が何でも釣り上げてほしい。船長が「ステラいい音鳴るね」とタモを持って待機。
ここで勝巳が一気に巻き上げる。浮き上がったのは大きなマダイだ。船長も驚きながら計測すると80cmだった。シロイカの釣果は今ひとつだったが、滅多にお目にかかれない大物に出会えて満足したようだ。
釣ったタイはお店に持ち込み
弟は鶴橋の有名店、鮨MANABUに釣った大ダイを贈呈。大将がすぐにさばいて、刺し身をいただいた。
大ダイはあまりおいしくないイメージだが、大将のさばき方が良いのか、非常に美味。やはり日本海はロマンのある釣り場、また行ってみたいと思った。
<週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年10月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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