季節も秋に入り始め、ショアからのヒラメ狙いが熱いシリーズになってきた。しかし、ヒラメの秋シーズンは他の季節よりもヒラメに出会い易い分、人からのプレッシャーも多くなってくる。

そんな時に活躍してくれるルアー、それがワームだ。今回は筆者一押しの秋ヒラメ狙いにオススメのワームを紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

秋の陸っぱりルアーヒラメ釣りにワームがオススメな理由 実績ワ...の画像はこちら >>

秋ヒラメにもワームを勧める理由

筆者はフラットフィッシュ狙いでは根っからのワームアングラーであるが、では何故筆者はそこまでワームにこだわるのか。答えは簡単、釣れるからである。

ヒラメなどのフラットフィッシュ狙いにおいて、使用されるルアーはミノーやシンペンなどのプラグが一般的だ。

実際プラグにはアピール力が高く広範囲を探りやすく魚を寄せられるパワーがあり、広範囲を探っていくヒラメ狙いにはうってつけのルアーだ。

秋の陸っぱりルアーヒラメ釣りにワームがオススメな理由 実績ワーム5選も紹介
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秋でもワームは効果的!(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

プラグはスレやすい

だが、そんな便利なプラグにも弱点がある。それはアピール力の高さゆえに繊細な魚には警戒されやすく、何度もプラグを投げ続けていると魚がスレ易くなってくるのだ。

特に秋のような沢山のアングラーが押し寄せるポイントなどでは、より一層ヒラメのプラグへの警戒心は高くなりやすいといえよう。そういう時に出番が増えてくるのがワームだ。

ワームはスレに強い

ワームはアピール力こそプラグには勝てないものの、素材の柔らかさの滑らかな動きで魚を誘い繊細な魚にも優しくアピールできる。そのためプラグに比べスレさせにくくプレッシャーの高いフィールドではかなり強い武器になってくる。

筆者のオススメワーム5選

ここからは筆者が秋のヒラメシーズンで多用しているオススメワームを紹介していこう。

1. フラッシュJシリーズ

最早、筆者の釣りではおなじみともいえるフラッシュJシリーズ。他のワームにはあまりないボディの腹部にアルミが入っており、そのアルミによる強烈なフラッシングで強くアピールしてくれる。

ワーム自体はベイトに似たリアルな姿だが、フラッシング効果で離れた魚にもアピールでき、尚且つ食わせにも強い優秀なワームだ。

秋の陸っぱりルアーヒラメ釣りにワームがオススメな理由 実績ワーム5選も紹介
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FishArrow/フラッシュJシリーズ(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

筆者はその日によってはこのワームしか投げないほど愛用しており、実績と信頼がある誰にでもオススメできるワームだ。

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フラッシュJシャッドでの一枚(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

2. バルト

エコギアのバルトは発売からそれなりに立っているにも関わらず未だにフラットフィッシュ狙いでも最前線を行くワームだ。

柔らかいボディと大き目のシャッドテールから生み出される波動が魚を誘い、ワーム自体のボリューム感も大きいので魚にしっかりアピールできる。筆者が初めて釣り上げたワームもバルトの4inchだった。

秋の陸っぱりルアーヒラメ釣りにワームがオススメな理由 実績ワーム5選も紹介
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エコギア/バルト(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

一つ懸念点を挙げるならこのワームは素材が柔らかいので、魚を掛けると割と裂けやすいので注意。だがその分価格が良心的でコスパはいい。

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バルトでの一枚(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

3. フラッグシリーズ

フラットフィッシュを狙っているアングラーの中では、愛用している人も多いであろうバディーワークスのフラッグシリーズ。

ヒラメやマゴチなどのサーフフィッシュ専用に作られたフラッグシリーズのワームはワームの種類も豊富だが何よりカラー展開がすさまじく、基本的にラメを大量に入れ込んだカラーが多くアピールも抜群だ。

また、このシリーズのワームは全体的に素材が硬く、丈夫なので繰り返し使いやすいのもいい所だ。

筆者のオススメのワームは、フラッグシャッド・フラッグライト。カラーはアカキン・オレキンザブトン・ゴルチャバイト・サクラグローだ。

4. FJロデム

このワームは今回紹介している他のワームと違いジグへッドとセットになっているワームで、筆者が主にサーチ用として使っている。

シャッドのテール部にダックフィンテールという機能を搭載し、ボディは激しく動かないがテール部が艶めかしく動き、魚を誘ってくれる。

ジグヘッドとセットなので飛距離が出しやすく、広範囲を探るのに適しているためサーチ用として使うのがいいだろう。

昨年には筆者のこのワームへの信頼はかなり厚く、短時間でヒラメを連発させたり自己記録のヒラメを出してくれたりとかなり愛用している。

秋の陸っぱりルアーヒラメ釣りにワームがオススメな理由 実績ワーム5選も紹介
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ダイワ/FJロデム(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

このワームの唯一の弱点として、フックがテールをやたら拾いやすく使い辛く感じたこともあったが、最近ではこのFJロデムがリニューアルされリアフックを固定できる仕様になったので、とても使いやすくなっている。

秋の陸っぱりルアーヒラメ釣りにワームがオススメな理由 実績ワーム5選も紹介
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FJロデムでの一枚(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

5. ミドルアッパー

最後に紹介するのは、シーバス用ワームとしては名作とも言えるミドルアッパー。ストレートタイプのワームで通常セッティングではスイミングアクション、ワームを上下逆さまにして使うとダートアクションがしやすい2種類の使い方がある。

シーバス用のワームだがヒラメやマゴチといったフラットフィッシュにもかなり有効でマイクロベイトが多い時や、春秋問わずピンポイントをじっくり狙う時によく使い、魚がスレていたりあまりやる気がなさそうな時に出番が多い。

このワームはシャッドテールワームのように抵抗感が無く、水中の状況を掴みにくいので、初心者の方には難しく感じるかもしれない。

秋の陸っぱりルアーヒラメ釣りにワームがオススメな理由 実績ワーム5選も紹介
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ダイワ/ミドルアッパー(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

しかし、このワームの持つナチュラルさは半端ないので、適当に投げているだけでも釣れたりする。

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ミドルアッパーでシーバスをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

ワームを使う際の注意点

秋でも比較的出番が多いワームだが、秋シーズンにワームを使う場合注意したいことが2つ程ある。

アピール力は低め

前記の通り秋のヒラメはかなり広範囲に散っていることもあり、アピール力がプラグに比べおとなしいワームだけで広く探っていると、逆に効率が悪くなることがある。

そのため、あまり人の手が入っていないようなフレッシュなポイントではピンポイントはワームで探り、広く探りたいときは、プラグで探って効率良く魚を探していった方がいいだろう。

フグに注意

秋の時期はどの魚にとっても環境がいい時期である。そのためワームの最大の天敵、フグの存在も多くなってくる。フグが多い場所ではワームが一瞬でボロボロにされ釣りにならないこともあるので、フグが多い様であれば、フグに強いジグやプラグを使ってみよう。

<明石健太郎/TSURINEWSライター>

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