10月上旬、静岡の熱海港から高速ジェット船に乗って、釣友と2人で伊豆大島に釣行した。 

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・大熊規男)

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岡田港でフカセ釣り

自宅のある千葉から高速を使わず、3時間半かけて6時半に到着。車は熱海海釣り施設周辺の駐車場に置く。

乗船窓口が開いて乗船券を購入。らくらく切符という割引で、往復で三割ほど安く購入できた。

9時過ぎに出航、45分で大島の岡田港に着岸。駐車場で予約したレンタカーを探す。まず、丸市釣り具で清算を済ませ、スーパーで食料を購入して港に戻った。

「秋の離島は釣り天国!」伊豆大島のフカセ釣りで55cm良型スマガツオを手中【東京】
「秋の離島は釣り天国!」伊豆大島のフカセ釣りで55cm良型スマガツオを手中【東京】
伊豆大島周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・大熊規男)

オキアミ3kgを半分ずつにして、持参した米ぬかを混ぜてコマセを作り。付けエサはコマセの中から取り分けて使用する。

先に釣友が釣り始め、横で様子を見ていると、エサが残ってくるようだ。「少しすればエサ取りが出てくるだろう」と思っていたが、なかなか現れない。潮は右へとゆっくり流れて、いい感じに見えた。

しばらくして、竿が大きく曲がったと思ったら、すぐに何事もなかったように水平になる。見るとミチイトが切れていた。

どうやら、少し前にイシガキフグが釣れたので、噛まれていたようだ。

大物がヒット

ここで、私も竿を出すことにして支度を始める。ほぼ同時に釣友の竿がアタリを捉えたが、これも切られてしまった。エサ取りはいないので、少ないコマセで仕掛けを長く流していく。

ゆったりとした打ち返しを続けていると、ウキが見えなくなったところで、ミチイトが一気に引き込まれた。

掛かった魚は、沖へ向かって何回か走っては止まり、また走るを繰り返す。50mほどリールからイトが引き出された。

良型スマガツオ55cmゲット

ようやく魚が走りを止めると、竿は満月になったまま。竿を起こそうとすると、ドラグが滑る。スプールを押さえて、小さくポンピングしてラインを巻く。少しずつ寄せようとするが、魚は右へ左へと走り回る。

魚を追って桟橋を走りながら、ラインを巻き取っていく。それを何度も繰り返していると、ようやく近くまで寄せることができた。

やがて、ウキが見えてくるが、掛かった魚はなんだかわからない。

釣友は、「さっき見えていたカメではないか」と言う。やっと浮いて、白い魚体を確認。カメではないことはわかった。

そこからも取り込むまでに時間を要したが、観念したところで釣友の差し出すタモに収まったのは大きなカツオ。桟橋に上がった魚を見ると斑点がある。嬉しいスマガツオの良型だ。メジャーをあてると55cm。このサイズのスマは初めて。

最終釣果

この1尾で十分満足。この日はさらに52cmを追加し、さらに2回同じような魚を掛けて切られてしまった。十分に引きを味わって、満足の釣行になった。

「秋の離島は釣り天国!」伊豆大島のフカセ釣りで55cm良型スマガツオを手中【東京】
「秋の離島は釣り天国!」伊豆大島のフカセ釣りで55cm良型スマガツオを手中【東京】
スマガツオ55cm(提供:週刊つりニュース関東版APC・大熊規男)

<週刊つりニュース関東版APC・大熊規男/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年10月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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