秋の投げ釣りで6目の釣果を得た筆者。せっかくなので、お刺身6点盛りにして食べ比べをしてみることに。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・牧野博)
6目釣りの釣果
秋は、どの釣りジャンルでも様々な魚種がくる面白いシーズンである。特に投げはポイントによっては バラエティーに富む釣果になることも珍しくない。その反面、メインターゲットにしている魚種があまり来なかったりすることもある。
9月21に日高川河口に釣行した時には魚の活性は抜群に高かったのだが、キスの型を見るのに苦労した。チャリコ、キビレ、クロサギ、メッキ、そしてなんとアオハタまでが針がかりし、6目釣果となった。大型魚はいなかったが、何とか3枚おろしができるサイズなので、刺身で食べ比べてみることにした。
6点盛りに挑戦
釣れた魚はクーラーにすぐ投入し、魚が氷や保冷材に直接接触しないようにビニール袋などに入れて持ち帰り、さばいた。鱗をふき、内蔵をきれいに取る。この後、包丁を入れて片身を背骨から外し、さらにもう片身も同じように開いて三枚おろしにする。
身質はそれぞれ
キスは何度も刺身にしているのでこれを基準にしながら、各魚の身の特徴を簡単に表現すると、まず身の弾力感がいちばんよかったのはやはり根魚のアオハタ。ハタ類特有のしっかりした白身で、旨みがあればキスを上回る上質の白身といえる。
キビレ、チャリコはやはりタイ科の魚らしい肉質だ。問題はクロサギ(通称ムギメシ)腹。皮は黒く、引きの強い魚にしては身が非常に柔らかい。磯臭さはそんなに感じなかったが他の魚とは違うキャラクターの肉質だった。
メッキ(正式な種名は不明)は、いかにもアジ科の魚の幼魚といった感じの肉質で、マアジよりも脂が少なく、身が堅いというイメージである。
6点盛りが完成!
血合い骨(中骨)の部分は細長く取り去り、皮を引いて刺身にする。アオハタとキビレ、クロサギはまずまずの大きさで身の厚みもあったので、そぎ切りにしてみた。
チャリコは小さかったので少し出来栄えが悪くなってしまったが、大きめの平らな器に少しずつミョウガのケンをならべ、そこに盛り付けて6点盛りができた。写真右上がキスで、そこから時計回りにキビレ、チャリコ、クロサギ、アオハタ、中央がメッキである。
さて、食べての味の評価は如何に?
食べ比べ
予想通り、白身魚らしい身の弾力感に、旨みもしっかり感じられたのはアオハタだった。チャリコはかなり小さめだったので身が柔らかかったが、キビレは結構身の弾力感もあり、磯臭さも感じられず。美味しかった。
メッキは少し物足りない?
メッキは以前にも韓流にコチュジャンやごま油、醤油とあえて刺身にしたものを紹介したこともあるが、そのままの刺身で食べると、人によっては少し物足りなさを感じるかもしれないすがすがしい青背の魚といったところ。
クロサギは刺身向きでない?
問題のクロサギであるが、身の旨みはまずまずあるものの、肉質が柔らかい、また、身の色もややグレーがかっていて、正直刺身には向いていない感じがする。煮つけにするとまずまず美味しくいただけたことから磯臭さは少ないようなので、刺身にする場合はあぶりにする方法も考えられると思う。
メッキ以外は全て白身魚であったが、刺身にして食べ比べるというのは初めてであり、それぞれの魚の特徴がでていてとても面白い食味評価になった。
今後の見通し
今年は水温が高めに推移しそうなので、まだしばらくバラエティーに富む釣果が期待できそうである。面白い釣果があれば、また紹介してみたい。
<牧野博/TSURINEWSライター>
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