10月19日(日)、山梨県富士河口湖町にある富士五湖の1つである西湖へワカサギを求めて釣行した。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

西湖のボートワカサギ釣りで良型交じりに183尾キャッチ!【山...の画像はこちら >>

西湖でワカサギ釣り

同湖は、資源保護や水質悪化対策として、さまざまなルールが設定されている。集魚剤やワームの禁止、エンジン船の乗り入れ禁止やゴムボートやカヌーでの釣り禁止などがある。

西湖のボートワカサギ釣りで良型交じりに183尾キャッチ!【山梨】群れを追って晩秋の湖を攻略
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西湖の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

ヒメマスとワカサギ釣りは、春シーズンと秋シーズンの2度解禁され、今シーズンは10月1日から12月31日までが漁期だ。クニマスが再発見されたことで有名だが、「デカサギ」と呼ばれる大型のワカサギが釣れることでも人気を集めている。

同湖では、ボートの出船時刻と帰着時刻も細かく定められており、釣行当日は6時出船(11月から6時30分)。そのため、東岸のボート店に5時10分に到着し、受け付けを済ませて湖岸で準備をしながら出船時刻の6時を待つ。

序盤は想定外の貧果

6時になってボートに乗り込み、魚探を見ながら店前から山路沖、物見堂とボートを走らせて、湖央やや北寄りの水深24mの場所にいい群れを発見。アンカリングして、釣りを開始した。

当日のタックルは、電動リール2本に自作の削り出しグラス穂先39cm。仕掛けは、金袖バリ2号7本バリ仕掛け(枝ス1.5cm、間隔15cm)と白袖バリ2.5号(枝ス2.5cm、間隔10cm)に10gのオモリを使用。エサは紅白のサシを用意した。

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ワカサギ釣りのタックル(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

仕掛けを下ろすとすぐに反応があり、10cm超級の良型が1尾上がってきた。もう一方の仕掛けにも小気味いいアタリがあり、こちらは2点掛け。しかし、この3尾のみで群れは去ってしまう。

魚探への反応はあるものの、群れは小さく動きが速い。

最初の1時間は16尾と想定外の貧果。辺りを見回すと、釣れていないのかウロウロと動いているボートが多い。私も魚探を見ながら群れを探して移動する。

大きな群れを発見

大きな群れを見つけたのは、物見堂沖の水深17mの場所。ここでアンカリングすると、アンカーが着底と同時に魚探の反応がなくなった。水温が20度近くあることから、バスなどのフィッシュイーターの活性が高く、ワカサギの警戒心が高いのだろう。

それでも、すぐに別の群れを見つけて、少し風上へボートを移動させてからアンカリング。ロープを長めに出して、群れの上にボートを置く。

ここは水深15mの場所で、仕掛けを下ろすとすぐにアタリがあり、追い食いさせてから仕掛けを回収すると良型の4点掛け。しかしここでも群れの動きが速く、すぐにいなくなってしまう。

それでもポツポツと別の群れが回ってくるので、そのタイミングを外さないように釣っていく。

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このサイズが大半(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

群れが回ってこなくなったので、周囲を見渡すと岸際で釣れている。そこで場所移動。

次は、水深14mの場所で釣り再開。少しサイズは落ちたが2~4点掛けで釣れてくるものの、少し時間が経ち群れが去ってしまうとアタリがなくなる。次の群れが回ってくるまで時間がかかる状況がここでも続く。

西湖のボートワカサギ釣りで良型交じりに183尾キャッチ!【山梨】群れを追って晩秋の湖を攻略
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連掛けで数を伸ばす(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

最終的に183尾キャッチ

結局、当日は群れの動きが速く、群れが回ってくる間隔も長かったため、終始ポツポツの釣果。14時半に早めの納竿とした。

釣果は7~13cmを183尾、総重量は1090g。平均サイズは10cm、5.95gと良型が多く楽しめた一日だった。

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当日の釣果(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

ブラックバスが水面までワカサギを追ってくる場面も見られ、フィッシュイーターの活性が高かったのも釣果が伸びなかった要因の1つだろう。

西湖は風が吹き抜ける湖なので、深場を釣る際には左右の仕掛けがからみやすく、当日は仕掛けを10セット以上使用した。ダブルアンカーにしたり、15g程度の負荷にも耐えられる穂先の準備も必要かもしれない。

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年10月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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