テーマは「川ベラでも狙ってみますか!」。千葉県八千代市を流れる印旛新川で両グルテンの宙釣りを始めた吉田。

ヘラ率がもっとも高いとされる釣りを選択したはずだったが、いきなりジャミの猛攻となってしまった。さあ、どうする!?

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)

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両グルの宙でスタート

印旛新川中流域にある桑納川吐き出しの水平護岸に腰を下ろした吉田。前回からの繰り返しになるが釣り方は長竿・両グルテン・宙釣りの一択となる。

そもそも、何で宙釣りなの?常連さんとかは同じ長竿でもドボンでやってる人が多いと思うんだけど?

吉田康雄

「そうですね。大半の人はドボンでしょうね。ですが、それだとマブナが多くなっちゃうと思うんですよ。エサを底に着けるのは、年が明けてからの水温がグッと下がってきてから理想ではないでしょうか」

そういえば以前、ここから少し上流の通称・ヘドロ(道の駅下)でやった時も、季節は確か2月ごろだった記憶がある。雪が舞っている時に竿を出したこともあったような気がするよ。

吉田康雄

「でしょう。寒くなればなるほど、長竿ドボンが効く釣り場なんですが、今はまだそのタイミングではないんです」

じゃあなぜ常連はドボンなの?

吉田康雄

「それは宙釣りなんて面倒だからじゃないでしょうか。必ずと言っていいほど流れが出るので、宙では待てないですから流しては切るの繰り返しになっちゃいます」

長竿が有利

しかも長竿で(苦笑)。

吉田康雄

「はい。中・短竿でアタリが出るなら釣りやすいのですが、印旛新川の場合たいていは長竿有利なんですよね」

有利ってことは、まれに短竿でもアタるの?

吉田康雄

「春なら可能性はありかもしれませんが、今の時期は期待できません」

だよなぁ。釣れる可能性があるなら、とっくに常連が短い竿でやってるもんなぁ。

タナは?

吉田康雄

「おそらくですが水深は3本前後のはずなので、1本半ないし1本くらいで始めます」

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【川ベラでも狙ってみますか!#2】
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スタート時のブレンド(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

グルテンのブレンドはどうするの?

吉田康雄

「ジャミの量でも変わりますが、まずは様子見で使い慣れたブレンドでやってみます」

ジャミが襲来

吉田が継いだのは軽量がウリの飛天弓閃光LⅡ18尺。エサはグルテン四季50cc+新べらグルテン底50cc+わたグル25cc+水150cc。これを最初は強く押し練りせず、軽くハリ付けする感じで様子を見てみる。タックルとエサは別図。

まずは参考のために底ダテをすると吉田の予想に反して、水深は2本半ほどしかない。さらに吉田から10mほど離れた上流側に入った記者は同じ18尺でも1本半ほどのタチしかなかった(汗)。

ちょっと浅いね。

吉田康雄

「そうですね。以前より浅くなってしまったのでしょうか。それともボクの勘違いかなぁ。でも逆にそれだけ浅いのなら底釣りをやってもいいかもしれませんね」

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エサ付け例(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

だよね。深いとマブナ率が上がるけど、これだけ浅いなら底釣りでも面白いかもしれない。

そんなわけで記者は吉田の隣で、あえて両ダンゴの底釣りにチャレンジしてみる。

7時30分にエサ打ち開始。するとすぐに吉田のウキに反応が現れたが、触りの感じからしてヘラではなさそう。おそらくはジャミだろう。

吉田康雄

「ジャミにしろ何にしろフワフワするだけで、ちっともアタリが出ないですね。となるとジャミはジャミでも、かなり小型のクチボソ系かもしれませんね」

さらにエサ打ちが進むと、これらジャミの寄りが激しくなったのか、トップがナジまなくなってしまった。さあ、どうする吉田先生!

次回も「川ベラでも狙ってみますか!」です。

<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2025年11月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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