以前はよく釣れたアナゴだが、最近は数が釣れなくなった。愛知県の大野海岸周辺でも2月以降は釣れなくなった。

今までの経験では、海藻が頻繁に掛かりだすと釣れなくなる。つまり海藻が生い茂る=アナゴが好む環境が変わりいなくなる、のではないか。これらの状況を確認するため、大野海岸周辺へ釣行した。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

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大野海岸でアナゴ釣り

投げ釣りでアナゴを狙う場合は、上げ潮で満潮時刻に良く釣れた。

11月2日は中潮で満潮は午後3時、干潮は午後9時。午後4時から始めたかったが、6時くらいに雨が降る予報だったので、8時くらいに到着した。

さすがに11月となると寒さを感じる。当日の気温は13度、ウインドブレーカーを着ていないと寒いくらい。釣り場は雨が降った後でぬれていた。

大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

エサ取りは良型ハゼ20cm

釣りを始めたのは午後8時30分くらい。ちょうど干潮時刻で潮は引いていた。アナゴ狙いとしては厳しいが、海藻が繁殖しているか確認できる。

第1投、星が見える夜空に向かって投入、すぐに反応がある。コツコツとエサをついばむようなアタリだ。

様子を見るがそのままなので仕掛けを回収するとエサだけ取られていた。エサ取りはたくさんいるようだ。

回収時に海底をトレースすると、障害物となる海藻は掛からなかった。海底の状況が変わった様子。アナゴがよく釣れた状況に戻ったのか。

その後もエサだけ取られる状況が続いたが、20cm級のハゼがヒット。ハゼがエサ取りのようだ。今回はアナゴがターゲットなので、ゲストのハゼは写真撮影をした後にリリースした。

大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
20cm良型ハゼ(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

ゲスト小ダイヒット

上げ潮に転じた午後10時ごろ、やや大きな引きがあったが重量感はない。何だろうと上げてみると、意外にも20cmくらいのマダイだった(リリース)。この後に2匹ほど釣れたので、ある程度数がいるのではと思った。

大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
ゲストの小ダイ(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

お久しぶり本命アナゴ登場

海底の状況はアナゴがいてもおかしくないが、釣り開始が干潮に近かったので釣れないかもしれない。でも海底の状況が分かっただけでも十分。

これからアナゴを狙う価値はあると思っていた午後11時、仕掛けを回収するとアナゴが掛かっていた。

久しぶりにアナゴが釣れてうれしかった。

大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
久しぶりのアナゴ登場(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

最終釣果

その後、上げ潮に転じて2匹のアナゴを追加。エサが尽きたところで午後11時30分に納竿した。

釣果はアナゴ40cm級3匹、ハゼ15~20cm3匹、小ダイ20cm級3匹。調査釣行だったこともあり、すべてリリースした。

今回は干潮時間で良い条件ではなかったがアナゴが釣れたので、今後は本格的に狙ってみたい。大野海岸周辺で釣れたということは、伊勢湾の対岸に当たる四日市でも狙えると思われる。これから楽しみだ。

大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
大野海岸周辺の投げ釣りで40cm級アナゴ3匹キャッチ【愛知】海藻消失で状況一変
釣り場の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年11月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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