遠州灘のサーフへルアーフィッシングで向かった。潮位が低くアングラーも少なかったため広い範囲を探れる状況で実釣を開始したが、序盤は反応が乏しく時間だけが過ぎていった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・藤田和也)
遠州灘でルアーフィッシング釣行
ポイントに着くと干潮の時間も相まってか、アングラーが少なかったためランガンしてポイントをくまなく探れそうだ。そんなことを思いながらタックルの準備を始める。
タックルはロッドがGクラフトのモンスターサーフMSS‐1052TR、リールがシマノのツインパワー5000XG、ラインはシーガーPEラインX8の1.5号、リーダーはシーガープレミアムマックスショックリーダー6号。
リップレスミノーで実釣開始
まず表層付近から狙うため、シャローランナーであるちょっと大きめのリップレスミノーから探りを入れてみる。段々とレンジを下げてボトム付近も探ってみたが、全く何の反応もない。キャストする時間だけが無常に過ぎていった。
日付が変わるぐらいの深い時間に友人から連絡があり、こっちのポイントで釣れ始めたよとの情報があった。そこで連絡があったポイントへ向かうことに。
場所を移動して友人の所へ行ってみると、ちょうどオオニベが浜に上がっている現場に遭遇。
友人に「こっち!こっち!」と案内され、早く投げてとせかされた。フローティングミノーからキャストしてみるが反応なし。
ルアーをバスデイオーディン130Sに付け替えキャスト。
何やら釣れそうな雰囲気がしてきたと思ったら、2人隣の友人アングラーがロッドをぶち曲げていた。やり取りの邪魔にならないよう自分のルアーを素早く回収し、ランディングするまで応援に回る。浜に上がってきたのは120cmぐらいのオオニベだ。
オオニベ102cmヒット!
自分も近くにいたのに…と悔しい思いとともに期待MAX!次は自分の番だと信じてキャストしていたら、ついに私のロッドにガチン!と金属的なアタリがありフッキング!死闘の始まりのゴングが鳴り響いた。
ガンガンガン!とたたくような引きをすると思ったら、今度はラインをギュンギュンと引っ張っていく。ロッドもティップからバットまできれいな曲線を描いて曲がって、とても気持ちいい瞬間だ。
周りにいた友人たちからも声援をもらい、ファイトが続く。5分ぐらいの攻防の末、魚影が波打ち際に見えた。バラさないように尻尾を持って浜にずり上げることに成功。なんとか釣り上げることができた。
浜に上げ大きさを測ってみると102cmのオオニベだ。
シーバス71cmゲット
魚からの反応が周りからもなくなりかけたころ、ルアーをミノーのバスデイのLPGS140Fに替え、ドリフトさせながらゆっくり巻いているとドンッ!とアタリがあった。
もしやまたオオニベかと思いながら魚とのファイトを楽しむと、波打ち際に見えたのは銀ピカのシーバス。ランディングしてメジャーで測ってみると71cmとなかなかのサイズだった。
念願のメーターオーバーついに御用
なんやかんやで気づいたら朝の5時。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものだ。
この日のオオニベチャレンジはこれにて納竿。オオニベという怪魚を知ってから、いつかはメーターオーバーを釣りたいと思って3年、友人たちのおかげもありやっと釣り上げることができた。
サーフの釣りも最盛期に突入。アングラーが多くなると思うが、他のアングラーやサーファー、地域の住民に迷惑のかからないようにマナーやモラルを守って楽しい釣行にしてほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・藤田和也/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年12月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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