11月13日、知人の船に乗せていただき、響灘の汐巻へジギングに行ってきた。当日は曇天ながら暑すぎず寒すぎず、波も穏やかで絶好の釣りびよりだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之)
響灘でジギング
午前7時ごろにポイントに到着。水深は90mほど。早速200gのジグでスタートするもまったく潮が行っていない。180→150→130gとどんどんジグを軽くしながら探り続けるも反応がないまま時間だけがすぎていく。船長もしびれを切らしポイント移動して根魚を狙うことに。
30分ほど移動して水深70~80mポイントへ10時前に到着。早速インチクをセットして底まで落として巻き上げる。と、着ドン一発でアタリ。ゴツゴツと突くアタリに我慢しながらゆっくり巻き上げると一気にサオ先を締め込む本アタリ。フッキングを入れて慎重に取り込んだのは40cmクラスの良型アコウ。
同船者にもアコウやアラカブがヒットしてみんな釣果を得たが、なかなか続かない。船長も細かくポイント移動を繰り返してくれるものの反応が悪い。
ロックフィッシュ連発
同船したOさんがスロージギングに切り替え、小型ながらアヤメカサゴを連発。私もスロージギングを試したかったが、ジグがなかったのでTGベイト150gでシルエットを小さく、底をネチネチ探る作戦で攻めるとヒット。
その後もOさんはスロージギングで良型アコウやボッコなどを連発させている。話を聞くと、130gと軽めのジグを使っているとのこと。潮も風もなく、船は安定していて、その軽さでも十分底は取れる。底からリフト&フォールのスピードが合うのだろう。
私もボックスを探るとSLJ用の100gジグが入っていた。早速、変更して底から5mほどを丁寧にリフト&フォールで誘うと、30~35cmクラスのアコウやボッコがアタってきて釣果を伸ばせた。
フォールスピードで釣果に差
結果、私は30~40cmクラスのアコウ3尾、ボッコ4尾、アカヤガラ2尾。Oさんは同サイズのアコウ、ボッコなど私の倍近い釣果、逆にインチク組は釣果が伸びず。
潮の具合もあるが、ジグのフォールスピードでの反応の違いが顕著で、常にさまざまな状況に対応できる準備の必要性を実感した。
<週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2021年4月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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