滋賀県甲賀市を流れる野洲川の上流にある青土ダム湖で陸っぱりのワカサギ釣りを楽しもうと11月12日に出かけた。青土ダム湖のワカサギは11月1日に解禁している。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
青土ダム湖でワカサギ釣り
国道1号線の鈴鹿トンネル前の電光掲示板の温度表示は3度でゾクッとした。午前7時に到着すると、寒いなか上流の東側の各ポイントには先客の姿が見えたので、少し下流側の誰もいない西側に釣り座を構えた。
風もなく絶好の釣り日和だ。小型スピニングリールをセットした磯ザオ2号4.5mを伸ばし、遊動ウキ2号、まきエサカゴ小、魚型集魚板小、飛ばしワカサギ仕掛け6本バリ、オモリ2号をセットする。ウキ下は底を少し切るくらい。小さいハリに紅サシを刺してハサミでカットしていく。
寒くて冷たくなった指先に息をハァハァと吹き掛けながら、モタモタと時間がかかってしまう。背後の山間から太陽の光が差し込んでくると、紅葉した山肌が鏡のような湖面に映る。美しい景色が目の前に広がり、しばらく釣りの準備を忘れて見ほれてしまった。
ワカサギ&ゲストがヒット
まきエサカゴに集魚剤を詰めてようやく準備完了。前方へチョイ投げし、ウキが立ったらサオ先を軽くしゃくってまきエサを出す。まきエサ効果を高めようと早めに3回投入すると、チョンチョンとウキが上下して湖面に波紋が広がりアタリが出た。
リールを巻き取ると、一番下バリにスゴモロコがヒット。トントンシュパッとウキが消し込むアタリは、中バリにシラハエがヒット。
ウキ下を少し浅くして投入を続けるが、スゴモロコやシラハエに交じってポツリポツリ状態。ワカサギ以外はリリースしていたが、下見に来た人に「甘露煮にするとおいしいよ」と教えてもらい、途中からスゴモロコとシラハエもキープした。
束釣り釣果の報も
上流側がにぎやかなので見に行くと、大勢の人がサオを出していた。皆さん5m前後のノベザオのウキ釣りだ。手返し良く上げていて、バケツの中にはワカサギがたくさん泳いでいた。人数が多い分まきエサ効果がアップするのか、仕掛けの問題なのか、場所むらか?腕の差を棚に上げていろいろと考えてしまう。
釣り座に戻って続ける。ワカサギが回遊してくるとパタパタと釣れるが、群れが過ぎるとゲストフィッシュのオンパレードだ。監視員の見回り時に遊漁券を購入して話を聞くと、水温14度で上流側は150匹ほど上がっているとのこと。
頑張って投入を繰り返すがポツリポツリは変わらず、昼にサオを納めた。釣果は5~8cmのワカサギ44匹、7~12cmのスゴモロコ19匹とシラハエ17匹。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年12月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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