日本各地で猛威を振るう「サケ科の外来魚」。駆除も兼ねてその「イクラ」を食べるという考え方もアリかもしれません。
(アイキャッチ画像提供:茸本朗)
外来魚「ブラウントラウト」
全国各地で猛威を振るう侵略的外来生物。とくにブラックバス(オオクチバス、コクチバス等)やブルーギルなどといった魚類のそれは、外来生物法ができるきっかけともなったほど問題視され、各地で駆除が行われています。
しかし、現在問題を引き起こしている外来魚はブラックバスやブルーギル、あるいはアメリカナマズだけではありません。特に北日本や山間部の渓流地域においては近年「ブラウントラウト」が大変な問題となっています。
ブラウントラウトはヨーロッパ原産のサケ科の魚で、人為的放流によって導入され、各地に定着しました。細い河川でも80cm近くまで成長し、魚食性が強くあらゆる在来魚を食害します。今後、特定外来生物に指定される可能性が高いと言われるほど、環境への悪影響が強い魚です。
その卵は「ゴールデンイクラ」
このブラウントラウトですが、北海道などの水温が低い河川では繁殖しており、冬の時期に捕獲すると抱卵しているものがあります。
ブラウントラウトは同じサイズの別のサケ科魚と比べると産卵数が多いうえ、一度の産卵で死ぬことがなく一生の間に複数回産卵することが可能で、これが繁殖力の強さに繋がっています。
冬の間に捕獲されたメスの個体のお腹を開くと、サケと比べてやや黄色味の強いものの、粒の大きなまさに「イクラ」という感じの卵が詰まっています。正直なところ美味しそうです。
味はどう?
筆者は先日、このブラウントラウトの駆除を目的として抱卵個体の捕獲を実施しました。雪が降り積もるなか0度近い水温の河川に入り、タモ網で直接捕獲する作業はなかなかに過酷でしたが、師匠の助けもあり10匹以上のブラウントラウトを捕獲することができました。
持ち帰り解体してみると、大きい方が3匹はオスでしたが、4匹目を開くとオレンジ色に輝く卵が弾けんばかりに飛び出してきました。
正月に開けて味を確かめてみたところ、サケのイクラと比べると味、コクともに薄いものの、イクラらしい歯応えの風味を楽しむことができました。近年のサケ不漁によりイクラが高騰する中、代用品としてアリ……とまでは言えないかもしれませんが、これはこれでアリ、という感想を持ちました。
<脇本 哲朗/サカナ研究所>
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