冬は釣りをするには厳しい季節だが、冬には冬の楽しみがある。そのひとつが、工業地帯の温排水エリアのライトゲーム。

海水温が下がると、少しでも水温が高い場所を求めて回遊魚たちが集まってくるのだ。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

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ターゲットはイケカツオ

三重県・四日市港周辺でも、秋が深まるころからメッキを始めとした多彩な魚種が狙えるようになる。ところが今シーズンは魚の数が少ないのか、何度か足を運んで1匹釣れれば上出来といった状況が続いた。

温排水エリアのライトゲームでイケカツオ連発【三重県・四日市港】トップとメタルの使い分けが奏功
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ライトゲームのタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

それでもこりずに出かけた12月7日、ようやく元気な魚たちに出会うことができた。今回のターゲットは、メッキではなくイケカツオ。クイーンフィッシュとも呼ばれる美しい魚だ。

いきなり本命ヒット

午後3時半、霞ケ浦の運河に到着すると、水面には時折ライズが出ているではないか。先行者がいたので声をかけると、快く隣に入れてもらうことができた。

普段ならメタルジグを遠投して広範囲を探るところだが、今回はライズを狙って小型のペンシルをチョイス。レッドペッパーナノの高速ドッグウォークで探っていくと、いきなり水面が盛り上がった。

温排水エリアのライトゲームでイケカツオ連発【三重県・四日市港】トップとメタルの使い分けが奏功
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レッドペッパー・ナノでヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

直後、サオ先が一気に絞り込まれる。慎重に寄せると20cm超のイケカツオが姿を見せた。いきなりの熱い展開だが、魚のいる場所が微妙に遠いこともあって飛距離はギリギリ。少しでも風のタイミングを見誤ると、もうライズまで届かない。

怒涛の連発開始

しばらく気合いのフルキャストを続けたが、時折25cm近い良型も交じってくるので、ここでレッドペッパーマイクロにルアーチェンジ。飛距離が伸びたことで、キャスト毎に反応が得られるようになり、怒涛の連発が始まった。

温排水エリアのライトゲームでイケカツオ連発【三重県・四日市港】トップとメタルの使い分けが奏功
温排水エリアのライトゲームでイケカツオ連発【三重県・四日市港】トップとメタルの使い分けが奏功
ルアー変更で連発(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

入れ食いのトップゲームほど刺激的な釣りはない。しばらく夢中でキャストを繰り返したが、そんな時間も長くは続かない。日が傾くとライズは散発になり、表層での反応が目に見えて渋くなってきた。メッキならここからがいい時間だが、イケカツオはもう少し明るい方がいいのか。

メタルジグを遠投

そこで5gのメタルジグを大遠投。捜索範囲を広げ、活性の高い群れを探していく。最初のうちは表層のスキッピングにも反応したが、周囲が薄暗くなるにつれ少しずつレンジが下がってきた。

温排水エリアのライトゲームでイケカツオ連発【三重県・四日市港】トップとメタルの使い分けが奏功
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夕マヅメはメタルジグで(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

それでもスイミングやリフト&フォールで中層寄りを探れば、ポツポツとヒットしてくる。もう十分に満足しているはずなのだが、幾度となく「最後の1投」を繰り返す。

そんな時、これまでにない重量感が伝わってきた。何者かと寄せてみれば、ジグのフックにイケカツオが2匹掛かっているではないか。道理で重いはずだ。

温排水エリアのライトゲームでイケカツオ連発【三重県・四日市港】トップとメタルの使い分けが奏功
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ラスト1投はツインヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

ここで時計を見ると、時刻は4時半を少し回ったところ。最後の1投にふさわしい釣果となったところで、後ろ髪を引かれながら終了とした。

食味も良い

このイケカツオ、今回は全てリリースしたが、実はアジに似た味でうまい魚でもある。今年は例年よりもサイズがいいので、食味も十分に楽しめそうだ。メッキと同じ死滅回遊魚で、年末に工場の温排水が止まれば大半が死滅してしまう。

温排水エリアのライトゲームでイケカツオ連発【三重県・四日市港】トップとメタルの使い分けが奏功
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イケカツオヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

最近この霞ケ浦ふ頭周辺では、釣り禁止区域が大幅に拡大された。周辺で働く人たちにとって、ここは大切な仕事場だ。遊びで訪れる者がその邪魔をするなど言語道断。釣行の際は慎重な行動をお願いしたい。

<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年1月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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