テーマは「流れ川で美ベラ狙い」。千葉県東庄町を流れる黒部川で、ひとり短めの竿で狙っていた吉田がついに39.7cmを釣り上げた。

ところがどう少なく見積もっても美ベラとは言いがたい魚。いちおうは写真を撮ったが、これではちと情けないぞ。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)

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マブナばかり

黒部川右岸食肉センター下の通称・27番ポストで竿13.5尺両グルテンの外通しで始めた吉田。右隣には竿14尺を振る常連の山﨑氏。しかし2人ともアタリはほとんどなく、ウキが動いているのは19尺を振る記者だけだった。しかし、アタリはあるといっても釣れるのはマブナばかり。

吉田康雄

「それでもアタリがあるほうがいいよ」

そう言って14尺竿を見切った山﨑氏。竿を21尺へと変更してすぐアタリが出始め、記者同様にマブナが口を使う。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【流れ川で美ベラ狙い#2】
吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【流れ川で美ベラ狙い#2】
ひとり中尺竿で(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

一方、依然竿替えをせずに粘る吉田。時々ウキは動くも食いアタリっぽくなく、さらに打ち返しで竿を上げるとレンギョがスレたりと、あまりいい状況ではない。

吉田も竿を伸ばしたらどう?

吉田康雄

「いえ、このまま粘ります。ウキが動かないほうがヘラがくるかもしれないので」

確かにそれは一理あるが、いくら何でも動かなすぎじゃない?

良型にドヤ顔

ところが8時過ぎ、突然吉田にアタリが出て、ヒットしたのは何と39.7cm。狙いの美ベラではなかったがサイズは立派なものだった。

吉田康雄

「だから言ったじゃないですかぁ!」

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【流れ川で美ベラ狙い#2】
吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【流れ川で美ベラ狙い#2】
初場所で初ベラ(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

満面の笑みと言えば聞こえはいいが、記者にはこれでもかのドヤ顔に見えてならなかった。

だが記者にも山﨑氏にも今だ本命が出ていないので、返す言葉もない。ただ一つ申すなら、今回のお題はサイズではなく美ベラ。であれば今釣った魚はノルマにはほど遠い。

吉田康雄

「大丈夫。任せてください。今の時間帯でヘラが出るなら、これで終わるはずはないですから」

ところがその後はウンスンもなくなってしまった吉田。いや、吉田だけでなく記者も山﨑氏もアタリが遠くなり、こうなるとマブナでもいいからアタってくれないかと願うばかり。

吉田康雄

「何か印旛新川の時と似てません?」

そうなんだよ。同じことを考えてたよ。

記者にも良型ヒット

あれは10月後半に訪れた千葉県八千代市を流れる印旛新川桑納川吐き出しだった。あの日も寒い一日だったが、朝イチで奇跡的に1枚をモノにしたものの、その後はジャミのオンパレードで追釣なし。

あの時と寒さのレベルも違うしジャミも静かにはなっているが、妙な胸騒ぎがしてならなかった。

あの時のように、このまま美しくないヘラ1枚で終わってしまうのか。

天候は相変わらずの東風。このような風向きだと、千葉県北東部はたとえ晴れ予報であっても雲が取れないことが多い。よって日差しが当たらず寒さだけがつのる。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【流れ川で美ベラ狙い#2】
吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【流れ川で美ベラ狙い#2】
長竿の山﨑氏(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

どんよりしたムードを打ち砕いたのは記者。マブナラッシュのあと、しばらくアタリが遠のいていたが、11時過ぎからにわかに竿が立つようになり小さいが本命が顔を見せるようになった。サイズは尺1寸前後。そして11時48分には吉田の1枚目にも迫る39.5cmがヒット。しかもこれがまあまあの美ベラで山﨑氏からは「これで取材成立だね(笑)」とお褒めの言葉をいただいた。

外野がいくら釣ったところで取材成立とはならないが、これで最低限の”保険”は担保できた。あとは吉田が釣るだけ。

するとあれからまったくと言っていいほどアタリがなかった吉田がついに立ち上がる。

吉田康雄

「ボクも竿を伸ばしまーす!」

あれ?朝の威勢はどこにいったんだ(苦笑)。

次回も「流れ川で美ベラ狙い」です。

<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2026年1月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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