リールの自重差は、果たしてどれほど体感できるものなのか。釣り人の間では「軽さは正義」のように語られることが多い。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
25g差のスピニングリールを用意
用意したのはスピニングリール1000番が2台。番手は同じで、形状やサイズ感もほぼ同一だ。違いは自重のみ。その差は25g。釣り人からすれば「軽い方が良い」「25gは結構違う」と感じる人も多いだろう。今回は先入観を与えないため、重さについては一切説明せず、ただ手に取ってもらうだけにした。
・簡単なスペック紹介
18カルディア1000番 170g
19ヴァンキッシュ1000番 145g
ライトゲームにおいては、150g程度が望ましい重量である。170gが重すぎるわけではないが、150gのリールを長く使い込んだ者とすれば、かなり気になる重さだろう。では、何も知らない女性はどう感じるのだろうか?
軽いと言ったのは重い方
まず両方のリールを順番に手渡し、「どちらが軽いと思う?」と聞いてみた。少し考えたあと、彼女が指差したのは、実は重い方のリールだった。理由を聞くと「なんとなく、こっちのほうが軽そう」という答え。持ち比べても、明確な違いは感じられない様子である。
あるいは、このような考え方もできる。利き手で持ったほうが、軽く感じられる、と。実際彼女が利き手である右手で持っているのが、軽いといった方だ。その可能性も考えて同じように本当に自重が軽いリールも利き手で持ってもらったのだが、「?」という顔だった。
お気に入りは重い方のリール
さらに「どっちが好き?」と聞くと、彼女が迷いなく選んだのも重い方だった。理由は極めてシンプルで、「黒とシルバーの色がかわいい」「糸がピンクなのがいい」とのこと。機能や重量ではなく、見た目や色合いが決め手になっている。この視点は、スペック表を重視しがちな男性アングラーには新鮮に映るかもしれない。
重さよりも“気分”が大事
釣り人はつい「軽さ=正義」「疲労軽減」といった理屈で道具を選びがちだ。しかし、釣りを楽しむうえで本当に重要なのは、使っていて気分が上がるかどうかではないだろうか。少なくとも初心者やライトユーザーにとって、25gの差よりも「かわいい」「好き」という感情のほうがはるかに大きい。
実際、筆者が19ヴァンキッシュをいまだ使い続けているのも、「このリールが好き」「長いこと一緒に釣ってきた」という思い入れがある。そういう親しみこそが、あるいは一番大事かもしれない。
自重神話を疑ってみる
もちろん、長時間釣りをする人や繊細な操作を求める釣りでは、自重の差が効いてくる場面もあるだろう。ただ、すべての人にとって軽さが最優先ではない、という事実も今回の実験で見えてきた。数値だけを追い求めるのではなく、自分が心地よく使えるかどうかを基準にするのも、ひとつの正解である。
結論として、リールの自重は「気にする人は気にするが、気にならない人にはまったく関係ない」。そして後者のほうが、実は多数派なのかもしれない。スペックに縛られすぎず、手に取って「これで釣りをしたい」と思えるリールを選ぶこと。それが、釣りを長く楽しむための一番の近道である。
2026年は数多くのリールがリニューアルされると、すでに情報が出ている。その際にも、ことライトゲームアングラーはリールの自重を気にするはずだ。ある程度までは「実釣に違いは出ない」と割り切ってニューモデルを買うのもいいかもしれない。実際、各社の最近の軽さ追求は、ちょっと行き過ぎだ。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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