真冬の河川での釣りはとにかく寒い。特にナイトゲームともなれば、修行に近い寒さだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
真冬の養老川でシーバスゲーム
1月14日(長潮)昼間は比較的過ごしやすい気温だったが、夜になると急激に寒くなる最近お決まりのパターンとなったこの日。年が明けても好調をキープする千葉県養老川へシーバスを狙って訪れた。
いつもの中流域の橋脚周りへ入るが、まだ日暮れ前とあって多少明るい。本番は夜からなので、まずはバイブレーションルアーでボトム(底)を狙ってみる。流れはほとんどなく、なんとなく釣れる気もしない。
40cm級ボラから顔出し
だが、少しするとまさかのアタリがきた。驚いて合わせが少し遅れたが、なんとか食わせた。なかなかの引きで上がってきたのは、40cmクラスの立派なボラだ。
これを優しくリリースし、再び狙うとボラらしきアタリが連発する。しかし、口に食わせるのが難しく追加することはできなかった。
風を避けて移動
暗くなると一転し、北風の強風となった養老川。バチルアーを試したが、ほとんど釣りにならない。ちなみに昼間の水温は10度前後だが、夜になると水温は下がり10度を切る。気温もぐっと下がり、どんな防寒対策も役に立たないくらい寒い。とにかく寒い。
ここで、少しでも風を避けるべく上流への移動をする。
ボトムでボラ連発
真冬の河川敷を1人寂しく歩き上流域へ入る。ここもかなり寒いが、まだ中流域よりはましなので釣りを再開した。潮が引いてかなり浅いが、バイブレーションルアーでボトムべったりをゆっくり誘う。
すると、ここに溜まっているのか、良型のボラが次々とアタってくる。口が弱いのでバラしを連発するが、この寒い中でも元気にアタックしてくるので夢中で釣ってしまった。気が付くと数匹のボラをキャッチしたが、バラした数が多かったのは少し悔しい。
50cm級シーバスもヒット
さらに続けてボトムをネチネチと探っていると、ボラに混じって強いアタリが何度かあった。てっきりランカークラスのボラかと思ったが、少し送り込んでガッチリ掛けると、正体は50cm級のシーバスであった。
本命なのを忘れていたが、今日の「ボラゲーム」を考えると完全にゲストだ。
これで良かったのかどうかわからないが、とにかくホットなターゲットに出会えて満足な釣りではあった。
流れがなくても釣れる
通常、シーバスフィッシングにおいて「流れ」というのはかなり重要だ。これは、ボトムを探る釣りでも同じで、釣果を左右すると言っても過言ではない。しかし、この日のように水の動きが少なく、厳しい状況だって当然ある。こんなときは、こちらから動かして魚の目の前までルアーを運んでやれば大丈夫だ。もちろん流れはあった方が有利だが、なくても釣れるというのは今回結果の通りだ。
むしろ、流す釣りに慣れ過ぎてしまうと「流れがなければ釣れない」という考えに固まってしまう。これは、実にもったいない思考だ。低水温で魚の動きが悪いのならば、こちらからルアーを動かして食欲のスイッチを入れてやる。少し難しいが、こういった攻める釣りも時には必要なのだ。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
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