夏から冬にかけて東京湾を回遊するイナダ~ワラサなどの青物。東京湾・荒川笹目橋のけやき丸の長谷川友和船長から「いつもはジグで狙っていますが、僚船がアジの泳がせ釣りで10kgクラスのブリを釣ったので、今回は泳がせ釣りをやってみましょう」という誘いを受けて出船。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)
けやき丸でアジ泳がせ
12月28日(日)に集まったのは、「ジグではブリクラスを何尾も釣っていますが、泳がせは夢があるので、今日は何とかデカいのを釣りたいです」と話す、常連の野田良祐さん。同じ夢を持った鮫島広貴さん、中山竜二さん、南雲州さん、杉山光春さん、馬場良二さん、鈴木一彦さん。
そして、船長の息子で当宿の名物インストラクターでもある航希さんと私の9人。各自準備を済ませた5時半に出船。
川崎沖のポイントに到着すると、「まずは、エサにするアジを釣るので、まきエサ釣りかサビキでやってみてください。反応は底から2mにバッチリ出ています」というアナウンスでアジ釣りからスタート。
航希さんをはじめ、いつもはルアー釣りがメインの人は、まきエサカゴを下につけた逆サビキ。私は基本的なまきエサを使ったLTアジ仕掛けで狙う。
アジは高活性
すると、先に仕掛けを投入していた航希さんが17cmほどのアジをゲット、「やった、いいエサが釣れた」とにっこり。
アジは高活性で、投入のたびにダブル、トリプルで釣れ続け、1時間ほどで50尾くらい釣れた。これだけでも楽しくて仕方ない。
一方、逆サビキ仕掛けでは、数尾しか釣れていないようだったので、航希さんに私のタックルでエサ釣りを体験してもらう。すると、レクチャー後の1投目にまきエサを撒いて止めた瞬間アタリが出て、すぐにダブルで釣れてそのまま連釣。
「今までは逆サビキでも十分釣れるって思っていましたが、東京湾のLTのエサ釣りってこんなに簡単に釣れちゃうんですね」と言って入れ食いを堪能して大はしゃぎ。
そして私も、あらためてライン引き釣法の効率のよさを確認できた。エサ用のアジを十分確保したところで、50分ほど南下、観音崎沖で青物を狙う。
ジギング&泳がせで青物を狙う
船長は魚探を見ながら入念な潮回りで船を立てると、「水深は50mです。反応は底ベッタリなので、ルアーの人は80~150g前後のメタルジグを底まで沈めて中層まで、泳がせの人は底から2m前後でやってみてください」との合図で再開。
ワラサやブリなど、大型の青物を狙う半数の同船者は、専用のタックルに、150g前後のロングジグを使い、ロングジャークや、ショートピッチジャークで誘っていく。
私を含めた半数は、泳がせ釣りを試してみる。
すると、まずは泳がせの野田さんにアタリがあり、上がってきたのは20cmほどのカサゴ。「最初は大型の魚がアジに食いましたが、アジが外れたハリにカサゴが食っちゃいましたね」と苦笑い。
続いて、同じく泳がせの鮫島さんの竿が大きく引き込まれ、40cmマハタが登場。
4.8kgワラサをキャッチ
しばらくして、馬場さんの竿が水面に突き刺さる。青物ならブリクラスと思われる引きで、ワクワクしながら見守っていると、水面に上がってきたのはなんと、メーターサイズのハンマーヘッドシャークでそのままリリース。
その後、ジグで狙っていた航希さんと中山さんにも青物らしいアタリがあったが、こちらは残念ながら両方バレてしまった。反応が薄れ、諦めかけた12時10分、いきなり鮫島さんの竿が大きく絞り込まれた。
ガンガン叩く引き込みに大型青物を確信。慎重なやりとりで、船長の差し出すネットに収まったのは4.8kgワラサ。泳がせでの釣果に本人はもちろん、船長も一緒に破顔一笑。
終盤には、私にもアタリがきたが、アジを取られてがっかり。ラストにまた鮫島さんが良型ホウボウを釣り上げ、そのまま沖上がりを迎えた。
今回、初めて湾口エリアで泳がせ釣りをしたが、青物はもちろん、マハタやホウボウなど魚種多彩にアタリは多く、その可能性の高さを体感することができた。
船長の話では、「ワラサやブリは群れにもよりますが、まだまだこれからも期待大です」とのこと。冬の大物を狙って、またチャレンジしたい。
31日も同様にアジ泳がせで出船。アジ確保後、青物のポイントで一投目からワラサがヒット。0~3尾、船中4尾キャッチ。
<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2026年1月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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