テーマは「手ごわい都心のオアシス」。東京都葛飾区にある水元小合内溜。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
18尺で抜きセット
吉田にとって数十年ぶりの水元小合内溜だが、当時と比べ釣り方もアップデートされたようだ。
吉田康雄「実は釣り方のプランニングはすでにでき上がっているんです!」
そうなんだ。で、どんな釣りで挑むの?
吉田康雄「長竿の抜きセットです。相当渋いみたいですし、底釣りは釣れてもコイと聞いてたのでであればこの釣り一択かなと」
長竿ってどのくらい?
吉田康雄「18尺です」
18尺で抜きのセットをやるの?
吉田康雄「そうですが、何か問題でも?」
いやいや問題とかそういうことじゃなく、その長さでできるの?っていうか抜きバラケを振れるの?
吉田康雄「ボクを誰だと思ってるんですか!これでもれっきとしたトーナメンターですよ」
おお、そういえばそうだった。最近は野釣りの取材ばかりだったから、すっかり忘れてたよ。失敬。
吉田康雄「ちなみに長竿の抜きセットはボクの得意分野です。なので何も心配せずに横で眺めていてください」
エサ打ち開始
水深は2本半ほどでタナは1本半。ただし下ハリスが70cmなので、ハリスが張るとかなり底近くに食わせが漂うことになる。ウキは吉田作ルーチェグラスムク3番。バラケブレンドは以下のとおり。
粒戦、ふぶき、セットアップが各100cc+水100cc。
何だかんだで8時45分にエサ打ち開始。朝イチはまばらだった常連も、このころになると顔を見せ始め、思い思いの釣り座に座る。常連の釣りを見ていると、中短竿を振っている人はほぼ皆無。皆さん18尺以上を振られているようで、釣り方は底釣りと宙釣りが半々といったところか。
ただ宙の人が吉田のような抜きセットをやっているかは不明。ウキの動きからしてしっかりナジませる釣り方に見えるが、やけにタナが深い人も見受けられるので、段差の底釣りをされている人も少なからずいると思われる。なお朝からモジリは一つも見られず、一見すると魚の気配はまったく感じられない。
池全体が沈黙状態
自信たっぷりに始めた吉田も、いまだ触りオデコで、タナをエレベーターさせたり下ハリス長を替えたりと忙しい。
そういえば、下ハリスがやけに長くない?
吉田康雄「はい。何も動かないので80cmまで伸ばしてみましたが、何も起きませんね。
それをオレに聞く?セットのことは何もわからないから、好きなようにやってくれよ。
吉田康雄「ではもう少し様子を見てダメなら、持たせ系の釣りにチェンジしてみます」
時刻はすでに11時。朝話した常連が「何かあるとすれば11時過ぎからだよ」とおっしゃっていたので、そろそろ触りくらい出てもよさそうだが、吉田を含め常連にも今だアタリはない。まさに池全体が沈黙状態だ。
ただ吉田には黙っていたが、18尺で両グルテンの底釣りをしていた記者には、ここまでで2回ウキが動いていた。ただどちらも空振りだったし、ハリにグルテンカスがびっちり残っていたので、おそらくは食いアタリではなく糸ズレだろう。余計なことを言って惑わすのも何だし黙っておこうっと(笑)。
次回も「手強い都会のオアシス」です。
この記事は『週刊へらニュース』2026年2月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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