ライトゲームにおいて細いPEラインは、飛距離・感度・操作性を大きく向上させる重要な要素だ。主にPE0.1号~0.3号が使用され、アジング、メバリングを中心に、状況次第ではチヌやシーバスまで対応可能。

しかし、細さと引き換えにトラブル耐性は低く、正しい使い分けと対策を理解していなければ快適な釣りは成立しない。今回は、細いPEラインの号数ごとの使い分けと、トラブル対策を紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)

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0.1号はどう使う?

PE0.1号は、超軽量ジグヘッドを自在に操るための番手である。1g以下のジグ単を潮に馴染ませる釣りでは無類の性能を発揮する。規格上は0.15号として販売されることも多く、実質的には極細ラインの入門的存在とも言える。

「極細PEラインの寿命はどのくらい?」0.1号〜0.3号の使い方&使い分け方も解説
「極細PEラインの寿命はどのくらい?」0.1号〜0.3号の使い方&使い分け方も解説
非常に細いPEライン(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

アジングでは有効だが、根や係留ロープの多い場所では即座に破断するリスクがあるため、ポイント選択と丁寧なやり取りが必須だ。

0.2号はどう使う?

PE0.2号は、繊細さと安心感のバランスに優れた番手といえる。ジグ単ゲームでの安全マージンを確保しつつ、風や潮流の影響も比較的抑えられる。0.25号前後になると軽量プラグの使用も現実的となり、メバルの表層攻略など幅広い展開が可能となる。ライトゲーム全般を1本でこなしたい場合に最も汎用性が高い。

「極細PEラインの寿命はどのくらい?」0.1号〜0.3号の使い方&使い分け方も解説
「極細PEラインの寿命はどのくらい?」0.1号〜0.3号の使い方&使い分け方も解説
プラッギングも視野に入ってくる(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

0.3号は強めの勝負も可能

PE0.3号は、ライトゲームの中では強度重視の選択だ。尺クラスのメバル、LTでのチヌ、港湾部の中型のシーバスにも対応できる。障害物周りでのファイトや、いささか強引な主導権の取り方も可能となるため、プラッギング主体の釣りでは大きな安心感がある。

その反面、軽量ジグ単ではラインの存在感が出やすく、感度面では細番手に劣る。とはいえ、感度は魚の食い込み次第で大きく変わるものではないかもしれない。

細いPEラインで起きやすいトラブル

細いPEラインで最も多いトラブルは、風による糸フケ、ガイド絡み、キャスト切れである。特に0.1号クラスでは、わずかな糸ヨレやテンション抜けが即トラブルに直結する。また、根ズレや魚の歯によるダメージも致命的で、一見無傷に見えても内部繊維が切れている場合が多い。

トラブル対策 タックルと取り扱い

細いPEラインを使う場合、ロッドは柔軟なティップを持つ専用モデルが望ましい。リールはドラグ性能が良いミドルハイモデル以上が理想的で、ドラグは「緩すぎず、締めすぎず」が基本である。ラインローラーやガイドの汚れもトラブルの原因となるため、定期的な清掃が重要だ。

「極細PEラインの寿命はどのくらい?」0.1号〜0.3号の使い方&使い分け方も解説
「極細PEラインの寿命はどのくらい?」0.1号〜0.3号の使い方&使い分け方も解説
巻き替えも積極的に(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

フルキャストは極力避け、7~8割の力で振り抜くことがライン保護につながる。着水前後で軽くテンションを掛け、糸フケを最小限に抑えることでガイド絡みを防止できる。操作中も常にラインテンションを意識することが、細いPEラインを扱う最大のコツだ。

また、細いPEラインほど、リーダーの役割は重要である。フロロカーボン0.6~1.2号程度を状況に応じて使い分け、結束は確実性の高い3.5ノットなどを選択する。結束部に違和感を覚えたら即組み直す判断が、結果的にトラブルを減らす。

取り扱いに気を揉むが、慣れてしまえばそれが当たり前になり、細イトを自然と労われる精神性が身につくはずだ。

その他の極細ラインと寿命について

ワカサギ釣りではPE0.06号といった超極細ラインも使用されるが、これは完全な淡水・専用用途である。

海での使用は現実的ではない(一部アジングに使うアングラーもいるようだが、基本的にアジングではエステルラインが推奨される)。

細いPEラインの寿命は短く、特に0.1~0.2号は消耗品と割り切る必要がある。毛羽立ちや色落ちが見られた時点で性能は大きく低下する。定期的な先端カットと早めの交換こそが、細いPEラインを安全に楽しむための最良の対策である。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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