ネットで新品ロッドを購入した際には、届いた瞬間のワクワク感と同時に、冷静なチェックと準備が重要になる。実店舗と違い、購入前に現物確認ができない以上、初期対応の質がその後の釣行満足度やトラブル回避に直結する。

本記事では、新品ロッドをネット購入したときに必ずやるべきことを、検品・保証・セッティング・使い込みという流れで整理する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)

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外観とブランクの検品

最初に行うべきは、ロッド全体の外観チェックである。袋やケースから取り出したら、明るい場所でブランク全体をくまなく観察する。

新品ロッド(釣竿)をネットで購入した際に「釣行前にやるべきこと」
新品ロッド(釣竿)をネットで購入した際に「釣行前にやるべきこと」
新品竿のチェック(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

輸送時のトラブルや製造段階での初期不良は、この段階で見つかることが多い。具体的には、表面の傷、クラック、塗装のムラや気泡、ロゴのズレなどを確認する。

また、ロッドを軽く回転させながら真っ直ぐかどうかを見て、明らかな反りや歪みがないかもチェックする。違和感を覚えた場合は、使用せず速やかに販売店へ連絡する判断が重要である。初期不良対応には期限があるため、「そのうち確認しよう」は禁物だ。

ガイドとトップの確認

次に重要なのが、ガイドとトップのチェックである。ガイドリングの欠けやヒビ、フレームの歪み、スレッドの浮きは、ラインブレイクやキャストトラブルの原因となる。

特にセラミックリングは小さな欠けでも実釣では致命的になり得るため、指先や綿棒などでなぞり、引っかかりがないか確認すると確実である。

トップガイドも同様に、真っ直ぐ装着されているか、接着部に不自然な隙間がないかをチェックする。ここを疎かにすると、後から気づいても保証対象外になる可能性がある。

新品ロッド(釣竿)をネットで購入した際に「釣行前にやるべきこと」
新品ロッド(釣竿)をネットで購入した際に「釣行前にやるべきこと」
ティップの曲がりもチェックする(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

上記の点が合格なら、ティップの曲がりも見てみよう。

魚をかけたときに、もっとも負荷がかかる部分だ。できるなら人の力で曲げてもらうことが望ましいが、注意深く天井にあてて曲げる方法もある。

折れない程度ではあるが、最大限の力をかけてみよう。ここで折れたら初期不良とも考えられる。

保証書と購入証明

物理的な検品と同時に、書類関係の確認も忘れてはならない。保証書に販売店印が押されているか、購入日が正しく記載されているかを確認する。ネット購入の場合、紙の保証書とは別に納品書や購入履歴が保証条件に含まれるケースも多い。これらは紛失しないよう、まとめて保管しておくのが望ましい。

新品ロッド(釣竿)をネットで購入した際に「釣行前にやるべきこと」
新品ロッド(釣竿)をネットで購入した際に「釣行前にやるべきこと」
書類関連を確認(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

また、メーカーごとに保証内容や免責条件は異なるため、「何が保証され、何が対象外か」を一度しっかり把握しておくことが、長く安心して使うための前提となる。

ちなみに筆者が最近購入したチニングロッドは定価が25,000円ほどで、免責額が7,000円。もしロッドが破損した場合、保証期間内ならば7,000円で保証を受けることができる。

リール装着と慣らし

最後に、実際にリールを装着し、使用感を確認する工程である。リールシートに違和感なく装着できるか、ガタつきがないかをチェックし、ラインを通して軽く振ってみる。

ここで重心位置や持ち重り、ティップの戻りなどを体で感じ取ることが大切である。実釣前に自宅や安全な場所で素振りを行い、操作感に慣れておくことで、フィールドでの違和感やミスを減らせる。

ロッドは使い込むほどに特性が理解できる道具であり、最初の丁寧な付き合いが、その後の性能を最大限に引き出すのである。

ここまでができれば、釣り場にもっていって、魚をつけることまでやっていきたい。願わくば、幸先よく最初の釣行で狙いの魚をつけたいところだ。ちなみに何度か魚をかけてやり取りすることでロッドはあたりがつき、腰が抜けてやや軟らかくなってくる。そこまで持ち込めばあとは釣りまくるだけだ。

新品ロッドは、単なる消耗品ではなく、釣り人の感覚を預ける相棒だ。届いたその日からの一つひとつの確認と準備が、信頼関係の第一歩になるのである。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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