千葉県匝瑳市にある道の口沼は、たび重なる放流効果で驚異的な魚影を誇る野釣り場。ときに釣り堀をしのぐ釣果も期待できるほどだ。

九十九里浜に面した温暖地のため結氷することもなくウキの動きも抜群。ここなら身も心もホットに楽しむことができる。巣離れ前の正念場、SOSならここにお任せ!

(アイキャッチ画像提供:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

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道の口沼の概況

植木の街として知られる、匝瑳市郊外にある周囲200mほどのかんがい用ため池。水源は大利根用水で毎年4月上旬に通水が開始されると満水になり、8月下旬に通水が止まると減水期になる。

今週のヘラブナ推薦釣り場2026【千葉県・道の口沼】
今週のヘラブナ推薦釣り場2026【千葉県・道の口沼】
道の口沼の概況(作図:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

古くから日研の定期放流がおこなわれ魚影の濃さは折り紙付き。盛期は束釣りどころか2束釣りも可能なほど。釣り堀顔負けの釣果が出るため大量放流していると思われがちだが、放流量は年間200kg程度。しかし外来魚が極めて少ないのと、常連の手によるカワウ対策が行き届きこれほどまでの釣果が上がるのだ。

そのため厳寒期でもオデコの可能性は極めて低く、短時間での数釣りも可能。足場もよく短竿で楽しめるため女性やジュニア、足腰の弱い高齢者にもお勧めだ。

最近はよく釣れる池と評判になり、遠方から足を運ぶファンも多くなってきている。また若い釣り人も増え釣り場全体に活気が出てきている。衰退していく釣り場が目立つが、ここだけは別と言えるだろう。

ポイント

道の口沼のポイントを紹介しよう。

北岸フェンス前

年間を通して釣り人が並ぶ同池の1級ポイント。連日のようにエサが打たれているため居着きの魚が多く、1投目からアタることも珍しくない。

背後の垣根が昨夏に伐採されたが、常連が暴風ネットを設置してくれたため風を遮ることができ、暖かく楽しめる冬期はとくにお勧めだ。

東西が浅く中央付近が深くなっている。水深は満水で1本弱~1本半。ポイント差はほとんどないが駐車スペースから近い中央~東寄りが人気。

南岸アパート前

南寄りの風となる夏場に人気のポイント。この時期は日陰になるため狙う人は少なく魚を寄せるのに時間がかかる。

西寄りにあるコンテナ前が同池の最深部で、東に寄るにつれて浅くなっていく。水深は満水で1本~2本弱。駐車スペースから近い中央~西寄りが人気だ。

東岸

アシが生え、数人用の既設釣り台から狙うスタイル。釣り座の背後に駐車できるため好んで狙うファンも多い。

今週のヘラブナ推薦釣り場2026【千葉県・道の口沼】
今週のヘラブナ推薦釣り場2026【千葉県・道の口沼】
東岸の既設釣り台(提供:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

北側が浅く、中央~南寄りが深い。

水深は満水で1本~1本半。中央部の既設台と北寄りの既設台(サクラの木の下)は型物が出るポイント。

西岸

冬期の季節風を背負えるが、駐車スペースから歩くため狙う人が少ない。狙うなら南寄りに数台置かれたパレットがいい。水深は満水で1本弱~1本強。

今週のヘラブナ推薦釣り場2026【千葉県・道の口沼】
今週のヘラブナ推薦釣り場2026【千葉県・道の口沼】
西岸のパレット(提供:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

釣り方とエサ

減水期の冬期は宙釣りは厳しく、釣り方は段底かバランスの底釣りがメイン。今期は冬期でもジャミがうるさいため、エサ使いがキーポイントになる。段差の底釣りは実釣記に記載するので、ここではバランスの底釣りを紹介する。

エサはグルテンセットがベスト。両グルテンだとジャミに遊ばれウキが入っていかない。また両ダンゴだとヘラの反応が弱い。バラケがダンゴの底釣り夏1+同冬1+ペレ底1+GD2+2強。寄りを見ながら手水とバラケマッハで調整する。

食わせは新べらグルテン底1+アルファ21またはわたグルが0.5+水1.8。イモ系はマブナが交じるので注意。

今週のヘラブナ推薦釣り場2026【千葉県・道の口沼】
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道の口沼は減水中(提供:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

魚は手前に居着いているため、どのポイントも竿は7~11尺。5尺程度の超短竿で攻める常連もいる。釣れるサイズは手のひら~尺クラスが中心なので太仕掛けは不要。

道糸0.8号前後、ハリスは0.4号前後。水深が浅いためハリスの長さは35cmをマックスにしたい。ハリはグラン鈎またはダンゴ鈎の4号前後。ウキはボディ5~8cm。浅ダナ狙いで使用するようなウキでもOK。

風の強い日はドボン釣りもお勧め。底は砂地のためアタリが出やすく、年間を通してこの釣り方で釣果を上げる常連もいる。

オモリは軽めで。

<週刊ニュースへら版 APC・中村直樹/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2026年2月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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