ゲーム性が高く、日本各地で周年狙えるルアーターゲット・シーバス。なかでも東京湾は、日本一の魚影を誇り、船や陸っぱりから、手軽に大型魚とのファイトを楽しめる最高のフィールドだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘)
冬季の東京湾シーバスの傾向
まずは、冬季のシーズナルパターンとして、産卵前に荒食いをする11~12月上旬にかけて、最湾奥エリアに魚が大集結。
例年、終日ボイルやトリヤマが多発するが、2025年の初冬はこれまでにないほど小規模で、魚影が薄いと感じた年になった。
また、産卵にからまない40cm前後のセイゴサイズは、年末年始でもコンスタントに釣れるが、今季は例年になくそのサイズに交じって、これまでルアーではほぼ釣れたことのなかった20~30cm前後が入れ食いになる珍しい年になっている。
そして、基本的には年末年始に湾口周辺で産卵した成魚は、1月下旬からひと潮ごとに湾央から湾奥南部に戻ってきて好機になる。
ランカーを狙える時期
例年この時期は70cmの大型や、幻の80cmアップランカーをキャッチする確率も高い。
シーバスは一年中ジグで狙うことが可能だが、時期的には、産卵後の魚が深場に集まる1月からゴールデンウイークまでが最盛期。
東京湾内の各所から遊漁船やボートが連日出船している。おもに水深15~30mのストラクチャー(人工の障害物)周辺の宙層から底にいる魚を狙うため、メタルジグを使って、群れを直撃するスタイルで攻める。
タックル
タックルは、6ft(1.8m)前後で胴に張りがある竿、専用竿がなくても、M(ミディアム)~MH(ミディアムヘビー)のバスロッドやエサ用のゲームロッドでも流用可能。
リールはベイトが基本
気をつけたいのは、リールとミチイト。経験上、シーバスジギングではフォール中(落ちている間)に7~8割のアタリが出ると言っても過言ではない。ヒラヒラと、より自然にジグが落ちていくために、イトの出がよく、アタリを感じて素早くアワせられる小型ベイトリールが好適。
また、60cmを超えるスズキサイズの大型はもちろん、40~50cmのフッコサイズでも、強烈な引き込みをするため、ドラグ性能がよければさらに安心してファイトを楽しめる。
PEラインの適正号数
イトの細さも重要で、フォール中のアタリはコンと明確に出ることもあれば、大型魚に似合わず、フッとイトフケが出る程度の繊細なものも多いので、0.8~1号のPEラインがベスト。
2号以上の太いラインではジグの落ちるスピードが落ち、イトの出やアタリの出方で釣果に大きな差が生じ、それだけでなく、潮に流され周りとのオマツリの原因にもなるので注意したい。
逆に細すぎるラインも、アワセ切れや高切れの可能性が高くなり、貴重なルアーをロストし、魚を傷める原因にもなるのでお勧めできない。
リーダーと結束方法
PEラインの先には、フロロカーボンライン5号前後のリーダーを2mほど結ぶ。これは、シーバスがルアーに直結されたPEラインを嫌ってバイトが減るのを防止することと、魚が掛かってから反転し、鋭いエラやヒレでのイト切れ対策。
また、スナップとラインとの結合部分の強度を保つため、ダブルラインと言われる結び方で結束するのが一般的だが、慣れないうちは強度に不安がある。ネットなどを見て練習するか、船長や常連に結んでもらうか、結び方を習うことが望ましい。
ルアー
そして、この釣りで一番重要なアイテムがルアー(ジグ)。20~30mの水深なら60gを中心に、潮が速い時や、より大きなシルエットとフォールスピードで釣りに変化を加えたい時には、80~120g、逆に水深15mくらいまでの浅場では、40g前後のメタルジグを使用する。
センターバランスと呼ばれるジグの中心に重心があるルアーと、テールバランスと呼ばれる下側に重心があるものが主流。それぞれ落ち方や泳ぎ方に違いがあり、状況によって食いに影響するので、いろいろと試してみてほしい。
フックは、ジグの下方のリングに市販されている細軸2本のチラシバリを装着するとヒット率がかなりアップし、バラシが軽減される。
ルアーの色も重要で、光量や水色、水深など状況によって、そのときの反応のいい色が違ってくる。私が多用する色は、基本はピンク&シルバーで、澄み潮の時はイワシ系、濁り潮の時は赤金など。
ルアーの重さ×種類×カラー×アクションの選択と組み合わせが、この釣りの一番の悩みどころであり、そしてもっとも面白いところでもある。
竿とリール、ルアーが揃ったら、リーダーに小型のスナップを介してルアー頭部のリングに装着。
基本の釣り方
釣り方の基本は、船長の指示ダナが「水深30m。下から10m」などとあったら、竿先を下げてリールのクラッチを切り、ルアーを落としていく。ノーテンションフリーフォールという、潮に流されながら落ちていくルアーを、なるべく自然に落とし込むことがキモで、竿先をイトが出て行く方向に向けて、イトの出方の変化に集中する。
フォール中のアタリの見極め
出が止まったら魚がアタっているか、海底に着いた合図なので、すべて試しに竿をあおってアワせてみる。また、底に着く前のフォーリング中に、ゴンとかゴゴゴッと生命反応を感じたり、急にイトフケが出たら素早くリールを巻きながら竿を上げてアワセを入れる。
魚ならグググッという引き込みがあるので、動きに合わせて慌てずゆっくりリールを巻き取る。
水面ではシーバス特有のエラ洗いと呼ばれる頭を振る動きで、ルアーが外され飛んでくることが多いので注意。取り込みはなるべくネットですくってもらう。
底に着いただけなら、そのままタダ巻きのノーアクションで指示ダナの少し上まで誘ってみる。
巻き取り中のアクションには、さまざまなものがあるが、慣れないうちは自然に落として、ただ巻き上げるだけの繰り返しで十分釣れる。
巻くだけでも釣れる
最近のジグは、「タダ巻き」と呼ばれる竿でのアクションを加えないパターンでも、食わせのアクションを演出できるタイプが多いので、初めはルアーを信じて「落として巻く」を繰り返し、巻きのスピードに変化をつけて試してみる。ポイントに着いて1投目は、特に活性の高い魚が食ってくることが多いので集中したい。
ミヨシ側が攻めやすい
今回は、ジギングでの基本的なタックルと釣り方だけを紹介したが、タックルに関しては、多くの船宿が、貸竿やリールを完備。釣れ筋のルアーも紹介や販売してくれていると思う。
また、大型船とボートでの釣り方に大きな違いはないが、先述の通りストラクチャ―の際も狙うことを考えると、大型船では船のミヨシ側(前方)に乗ると、無理なくピンポイントを攻めやすい。
そのため、予約の際に釣り座は先着順かどうかを確認し、先着順なら当日は早めに受付するか、クーラーやタックルバッグを置く、竿を立てるなどして席取りをする人も多い。ただし、初心者は船長からのアドバイスを受けやすい胴の間(船の中央付近)がいい。
一方、ボートでは、釣り座は決まっていないことが多いので、やはり予約時に確認し、乗船したらまずは自分が釣りやすい位置につくか、船長の指示に従うように。
<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2026年2月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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