日本初のあの「すり身製品」が、いまや世界中の市場を席巻しています。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
2025年の練り製品輸出量は歴代2位
魚介製品が大量に消費される我が国で、最も日常に根付いているものの一つが「練り製品」。さつま揚げやかまぼこ、はんぺんなど、魚のすり身を原料とした加工製品は日々の食卓に欠かせない存在です。
そんな練り製品ですが、昨今の国内消費の減少を受け、近年盛んに国外への輸出が行われています。そして昨年の練り製品の輸出量は、金額ベースでは史上2位の多さとなったそうです。
1位である2022年は、中国が日本からの魚介関連製品禁輸措置を行う前であり、練り製品輸出量の1割近くを中国が占めていました。中国の禁輸措置が続いている状況において、他国への輸出を着実に伸ばした結果が2025年の数字に現れています。いまや世界中に日本の練り製品が輸出されているのです。
主力製品は「surimi」「kani」
しかし、一体我が国のどのような練り製品が世界で好まれているのでしょうか。その正解はズバリ「surimi」です。
そもそもすり身で作るのが練り製品なのだから当たり前だろ! と怒る人もいるかも知れませんが、実は「すり身」と「surimi」は全く別のもの。前者は魚の身をすりつぶした「原料」ですが、後者は我が国で「かに風味かまぼこ(カニカマ)」と呼ばれる「製品」です。
カニカマは現在、アジア、欧州、米州の広い範囲で食用にされる大人気製品。日本初の製品であることもあり、日本語のすり身がそのまま食品名として(ちょっとズレてしまったものの)世界中で認知されているのです。ただし現在では世界に広まりすぎて、surimiが日本語由来ということを知らない人も多いようです。
ちなみにアメリカでは、crabというとカニのことを表しますが、kaniというとかに風味かまぼこのことを指すのだそうです。
世界ではどのように食べられている?
しかしなぜかに風味かまぼこはここまで世界中で愛されているのでしょうか。それはひとえに「安価で美味しく、アレンジがしやすい」ため。
例えば世界で最もかに風味かまぼこを好むと言われるフランスでは、マヨネーズとあえてサラダにしたり、それをバゲットに挟んでサンドイッチにするのが大人気。隣のスペインでは、近年水揚げが減っているシラスウナギなどの魚介類の代わりに、かに風味かまぼこを使ったアヒージョが鉄板メニューとなっています。
イギリスではフィッシュアンドチップスの素材として、アメリカではスポーツ観戦時にフライドポテトの代わりに、揚げたものが食べられています。魚介製品がヘルシーだというイメージも重なり、あらゆる局面で食べられる人気食材として定着しているのだそうです。
<脇本 哲朗/サカナ研究所
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