春はアジングにとって、釣り人にとって特に楽しみな季節だ。気温が上がり、アジの活性も高まるこの時期、狙い目となる時間帯や釣り方を押さえておけば、ワンチャンスをものにできる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
回遊の傾向
春のアジングで最も注目すべき時間帯は、間違いなく「夕マヅメ」だ。この時間帯にアジの接岸率が大きく上昇し、特に産卵を控えたアジが浅場に差し込んでくる。そのため、夕方から夜にかけてのアジの回遊を見逃さないことが重要だ。
この時間帯、アジは産卵のために群れを形成して沖合から沿岸に近づいてくる。夕マヅメは、昼間の活性が低かったアジが再び活発になるタイミングであるため、積極的にアプローチしていこう。
ただし、残念なことに、春の回遊がまったくない年もしばしばある。そのときはそのときだ。ちなみに筆者は大阪湾奥でこの10年ほど観測しているが、春の回遊については5割程度という感覚である。もちろん広範囲を探し回れば出会える魚は増えるので、一か所でダメだからといってあきらめる手はない。
レンジ攻略とパターン
春のアジングでは、アジの活性によってレンジの取り方を変えることが求められる。特に、アジが高活性な場合、表層付近で反応が良いことが多い。表層を意識してアジの食いつきを狙おう。表層でのアクションは、ベイトフィッシュパターンを意識したシェイングが有効だ。
また、中層を意識してレンジキープを心がけることも大切。この時期は水温が14~15度前後を目安とし、アジの群れが移動している層を見極めることがポイントだ。春のアジは、比較的広範囲に回遊しているため、アプローチするレンジを変えながら探ると効果的だ。
アジの群れが活発に動く時間帯や場所を見極め、どの層を狙うかをしっかりと意識して釣りを行おう。定番の常夜灯下だけでなく、真っ暗闇のポイントも、突然足元でアタリが出始めたりすることもある。
朝はジグサビキで
春のアジングでは、朝の時間帯も大事だ。特に、朝の早い時間帯ではジグサビキを使った広範囲の探査が非常に有効。ジグサビキは、アジの群れが広範囲に散らばっている場合でも、効率よく探ることができるため、アジング初心者にもオススメだ。
ジグサビキでの釣り方は、軽くジャークしながらジグをアジの群れに引き寄せ、アジが食いつくのを待つスタイルだ。ジグのカラーや動きでアジの反応が変わることがあるので、状況に合わせてアクションを変えていこう。
ジグサビキで広範囲を探ることで、アジの群れの位置を素早く把握し、釣り場を効率よく絞り込むことができる。
サイズは選べない
春のアジングでは、サイズを選ぶことは難しい。群れの移動速度が速いため、特に朝や夕方の時間帯では、早め早めに釣っていくことが重要だ。
サイズにこだわりすぎると、結果的に釣れなくなってしまうことがあるため、群れの移動に合わせて、適切なタイミングで釣ることが大切だ。アジの活性が高ければ、小さいアジでも積極的に食いついてくることが多いので、あまりサイズに拘らず、釣れるうちにどんどんアジをキャッチしていこう。筆者の印象では中大型が多いが、群れの入れ替わりで突然サイズダウンすることもある。
春のアジングでは、時間帯や釣り方を意識することで、狙いすましてアジを釣ることができる。特に夕マヅメの回遊に注目しつつ、または朝のジグサビキを活用して広範囲にアプローチすることが、釣果を上げるカギとなる。サイズにこだわらず、まずは群れのいる・いないを見極めて釣っていこう。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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