釣り場から無事に持ち帰った魚。ここで焦ると、それまでの苦労が水の泡になる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
まずは落ち着かせる
帰宅後、すぐに袋や容器を開けない。部屋の明るさを落とし、静かな環境をつくることが大事だ。
・照明は消す
・音を立てない
・子どもやペットを近づけない
魚は想像以上に緊張している。
水温合わせは省かない
持ち帰り容器ごと、水槽に浮かべる。魚が大きな場合はゴミ袋など容量が大きな袋を用意しておくとスムーズに作業できる。
・30分~1時間
・水温差がなくなるまで待つ
このひと手間を怠ると、翌日に急に弱ることがある。見た目が元気でも、内部では負担がかかっている。
水質調整は少しずつ
水温が合ったら、次は水質の調整。
・水槽の水を少量ずつ加える
・5分おきに数回
一気に混ぜない。急変こそが最大の敵だ。目安としては容器の水を1/3まで減らしたあと、1時間以上かけて元の水量まで水槽の水を移していく。根魚は比較的丈夫ではあるが、ここは時間を掛けて慎重になる場面だ。
直接触らない!
移すときは網を使う。魚が収まらない場合は調理器具のボールが扱いやすい。
・手でつかまない
・追い回さない
・暴れさせない
体表の粘膜は、魚の命綱。
入れた直後は一番静かに
水槽に入れたら、しばらくは観察だけにとどめる。
・エサは与えない
・ライトは点けない
・レイアウトをいじらない
隠れ家に入ったなら成功だ。エサは1週間絶食しても基本的に問題ない。水質の適応に体力を消費しているので与えてしまうと逆効果。消化不良で体調を崩すので、はやる気持ちを抑えて、最低でも3日は開けて欲しい。
「動かない」は正常
導入直後は、
・じっとしている
・呼吸がやや早い
・出てこない
これは異常ではない。環境を確認している時間だ。半日、何も起きなければ合格。もし水面に浮いてくるようならエアレーションが不足している可能性が高いので、供給量を増やして欲しい。
失敗を防ぐために
よくあるミスは、
・すぐにエサを与える
・何度も覗き込む
・心配で触る
心配こそが最大のストレスになる。
急がず丁寧に!
持ち帰った魚を水槽に移す作業は、最後の仕上げであり、最初の試練でもある。急がない。触らない。明るくしない。
一匹の魚にとって、水槽は新しい世界だ。その入口を、静かに開いてやりたい。
<HAZEKING/TSURINEWSライター>
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