海のギャングとして名高いサメ。しかし近年、サメのイメージが少しづつ変わってきているように思います。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
サメは「怖い」
突然ですが、みなさんは「サメ」という生き物についてどういうイメージをお持ちでしょうか。きっと多くの人は「恐ろしい海のギャング」だと思っているはずです。
実際、サメによる人的被害、いわゆるシャークアタックは毎年世界各地で発生しています。我が国でも2021年だけで3件発生しており、大怪我に至った例もあります。
サメにとってヒトは重要なエサではありませんが、普段食べている海獣類などのエサと誤認して噛みついてくることが多いとされています。いわゆる人食いザメと呼ばれるのはホホジロザメですが、我が国ではそれ以外にオオメジロザメやイタチザメによる被害が多いようです。いずれにしても「恐ろしい海のギャング」というイメージは間違ってはいません。
サメは「可愛い」
一方で最近、SNSを中心に「可愛いサメのキャラクター」をしばしば見かけます。
筆者が最近とても気に入っているのは、サメの子供と街の優しい人々とのふれあいを描いた「おでかけ子ザメ」という漫画です。こちらは単行本化はもちろん、アニメ化もされるほどの人気作品となっています。
また筆者の姪っ子は、初音ミクの「このサメ飼ってもいい?」という曲を気に入ってよく聞いています。小さな女の子が母親に「拾ってきたサメ」を飼ってもいいかと聞く、という内容で、ちょっと意外なオチが楽しいです。
そもそもサメのうち、ヒトをも襲うような獰猛なものはごく僅か。大半の種は大人しく、死んだ魚や小動物をもそもそと食べる「可愛い存在」であり、近年の「可愛いサメブーム」はある意味事実に即したものだと言えるでしょう。
サメは「美味しい」?
そんなサメについて、最近我が国で忘れられつつあるイメージがあります。それは「サメは美味しい」というもの。
身近な海でも水揚げされる大型魚であるサメは、我が国では古くから非常に大切な食材でした。現在でも東日本におけるモウカザメ(ネズミザメ)や、西日本の一部地域におけるナヌカザメ、ホシザメは根強い人気があります。
しかし日本人の魚食離れが進む中で、サメの仲間は特に食べられなくなっているように感じます。これはサメ肉が鮮度落ちによってアンモニア臭くなりやすいこと、また脂のほとんど乗らない淡白な身質が、脂好きの現代人の好みから離れていることが原因と考えられます。
それでも、新鮮なサメの切り身を油を使って調理すれば、万人受けする美味しさになります。ぜひ「サメは美味しい」というイメージも頭の片隅においていただけると嬉しいなと思います。
<脇本 哲朗/サカナ研究所>
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