昼間に志摩沖でヤリイカが大爆釣!こんなうまい話に食いついてしまい、2月24日は三重県志摩市和具の船に乗った。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

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和具出船でヤリイカ狙い

複数のイカヅノを付けたブランコ仕掛けで、100m以上の深海から釣り上げると言う。早速フィッシング遊四日市店でヤマシタのプラヅノ仕掛けとオモリ120号を購入。

その後、短いプラヅノも追加しようと再度釣具店へ向かったが、全品売り切れ。釣果情報による完売とは驚いた。

出船は午前6時。乗船場に常連の城野さん、富島さん、坂下さんに私の4人が集まった。もちろん全員初めての釣り。「どうやって釣るんだろう」とわいわいがやがや。

しばらくして到着した船の上には、なんと自家製の投入器が5組ほど準備されており、このブランコ釣りに賭ける船長の本気度が伝わってきた。

船長自身もやったことのない釣りだけに、この投入器でうまく投入できるか疑心暗鬼。「今日はみんなで試してみましょう」と声を掛けてくれた。

安乗沖120mラインには愛知や鳥羽から10隻ほどの遊漁船が集まっており、狭いポイントの中でひしめき合っている。両舷にアングラーを乗せた遊漁船もいるほどだ。

5本仕掛けで開始

当日のタックルは、サオ・シマノオシアEJB63-4、リール・同ビーストマスターEJ3000、ライン・シーガーPEX8の3号、オモリ100号、仕掛けはヤマシタプラヅノ14cm5本。

志摩沖で船ヤリイカ釣りに初挑戦【三重】プラヅノ仕掛けの扱いに大苦戦 
志摩沖で船ヤリイカ釣りに初挑戦【三重】プラヅノ仕掛けの扱いに大苦戦 
使用したプラヅノ仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

午前7時すぎに開始、欲張らず5本仕掛けで始める。

オモリは100号。投入器に入れたイカヅノがスムーズに飛び出すか確認するため、オモリを落としてから1本ずつ引き出していくと、いきなり引っ掛かった。なんとイカヅノが投入器の底から飛び出していた。

前途多難だが、なんとか外して投入完了。ボトム確認後、ラインを張ったところで大きくシャクリを入れてはストンとフォール。事前学習ではこのフォールでフラフラと漂いながら落ちるツノにヤリイカが群がる予定だが、アタリはない。

大きくしゃくってストン。一度電動リールで30mほど巻き上げ、もう一度ボトムを取って同じルーティンを繰り返す。船上では、坂下さんや城野さんも仕掛けを絡ませ悪銭苦闘しながら、船長の合図で巻き上げてはフォールを繰り返していた。

仕掛け絡みにめげず本命

30分ほど経過しただろうか。ミヨシの富島さん、そして坂下さんにイカが乗った。2人とも慎重に巻き上げると、小ぶりだが本命ヤリイカだ。いよいよナブラに入ったか。

ティップを注視していると小さなアタリが出た。聞きアワせると少し重くなりイカが乗ったようで、電動リールでゴリゴリ巻き上げるとスルメイカが登場。本命ではないが、まずは1匹目。素直にうれしい。

志摩沖で船ヤリイカ釣りに初挑戦【三重】プラヅノ仕掛けの扱いに大苦戦 
志摩沖で船ヤリイカ釣りに初挑戦【三重】プラヅノ仕掛けの扱いに大苦戦 
プラヅノ投入器(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

ミヨシでは富島さんが2匹目のヤリイカを取り込んでいる。私もなんとか本命を上げたいと焦っていたのか、投入器へのツノの入れ方が雑になっていたせいで仕掛けが絡んだ。こうなると焦っても修復不可能。見るに見かねた船長から「絡んだときはツノを切り離した方が早いよ」と声が掛かる。なんとか直そうと粘っていた諦めの悪い私も、ツノを2本切断した。

取りあえず3本仕掛けで再開すると、ボトム確認後にステイした瞬間、ティップが舞い込んだ。電動スイッチオン。自動停止後に仕掛けを手繰ると、なんとヤリイカの2点掛け。

やったー!小さいものの本命だ。

入れ乗りにリベンジ

少し余裕が出てきたし、せっかくなので船長手作り投入器で投げ込もうとツノを5本に復帰させ、オモリを天高く放り投げてみた。するとイカヅノは次々に飛び出しスムーズに沈んでいくではないか。船長は大喜び。

城野さんもヤリイカを上げ、激シブながらも全員ヒット。活性が高いとバンバン釣れるだろうがなかなか厳しい状況だ。けれど、投入器の入れ方など仕掛けを扱う一連の動作が徐々にスムーズになっていくのが楽しい。

志摩沖で船ヤリイカ釣りに初挑戦【三重】プラヅノ仕掛けの扱いに大苦戦 
志摩沖で船ヤリイカ釣りに初挑戦【三重】プラヅノ仕掛けの扱いに大苦戦 
当日の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

この後、良型のヤリイカをやっと1匹追加。スルメイカも続いたが、その後は活性が下がり、午後2時に沖上がりとなった。釣果はヤリイカ3匹とスルメイカ2匹という悲惨な結果だったが、初挑戦で本命が釣れて上出来。入れ乗り状態で、取り込み一連の動作をやってみたかったが、これは次回に持ち越しとなった。

黒潮の大蛇行が終わり冷たい潮が入った志摩沖だが、また新たな釣りが始まった。

春先まで楽しめそうなので、次の釣行が楽しみだ。

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2026年3月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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