西湖のヒメマス、ワカサギが3月20日解禁した。、西湖は開発が進んでいないぶん水質がよく、ヒメマス、ワカサギとも美味い。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
西湖のヒメマス&ワカサギ解禁
西湖は山梨県富士河口湖町にある湖で、富士山北麓に位置する富士五湖の1つ。富士山の火山活動によって生じた堰止湖で、面積が2.1平方キロメートル、最大深度は71.7mある。
富士箱根伊豆国立公園の特別地域内にあり、山梨県指定の天然記念物であるフジマリモの群生地でもある。湖の南側には青木ヶ原樹海が広がり、湖畔には民宿村やキャンプ場が点在する。
2010年のクニマス再発見
西湖を一躍有名にしたのは、2010年のクニマスの再発見だろう。クニマスは秋田県田沢湖の固有種だったが、田沢湖の電源開発に伴う酸性水の流入により絶滅したとされた。
それが、約70年ぶりに西湖で生息が確認されたのである。発見者がタレントのさかなクンであったことが、この話題を大きくした出来事だった。
遊漁期間は魚種により異なる
西湖では、ブラックバス、ヘラブナ、ヒメマス、ワカサギなどの釣りが楽しめる。西湖漁協により管理され、遊漁期間は魚種により異なる。
ヒメマス、ワカサギの場合、春と秋の2回遊漁期間が設定されている。春は3月20日から5月31日まで、秋は10月1日から12月31日までとなっている。
ボート釣りの場合、出舟時刻、帰着時刻もこまかく設定されている。
ヒメマスを釣る場合
西湖でヒメマスを釣る場合、ヒメトロかエサ釣り。タナは15~20mを基本に5~25mと状況により幅が広い。
ヒメマスはタナ合わせが重要な釣りで、タナが合っていないとまったく食ってこないので、魚探は必須だ(ライブソナーは使用禁止)。釣れるサイズは15~35cmで、平均20~25cmとやや小ぶり。
ヒメトロとはヒメマス専門のトローリングの釣法。仕掛けとしては、ペラタイプと胴突きタイプの2通りがある。
ヒメトロ釣法ペラタイプ
ペラタイプは、30~80号のオモリの下にペラ、ドジャー、ルアーを直結した仕掛け。ペラは板厚0・3mmほどの回転するブレード、ドジャーは板厚1mmほどの光沢のあるブレードで、いずれも集魚が目的の道具。
個人差はあるが、それぞれ1~4枚装着しヒメマスにアピールする。
ルアーは、タコベイトかスプーンで、2~3本のハリを装着したものを使用する。スプーンはシェルスプーンや牛角スプーンを使用する方が多い。
ヒメトロ釣法胴突きタイプ
胴突きタイプは、サビキ仕掛けに集魚用のブレードを上下に装着したもので、ハリにはウイリーを巻いたものが一般的。
サビキ仕掛けは、枝ス5cm、間隔30cm程度の大きさで、ハリはチヌバリや丸セイゴにウイリーやフラッシャーを巻いたものを使用する。
オモリは、ペラタイプ同様30~80号。
エサ釣りの場合
エサ釣りの場合は、アジのサビキ仕掛け、ハリ5~6号5~7本バリ仕掛けの市販品を使用すればいい。
撒き餌やカゴ釣りは禁止されているので、エサを付ける。エサはイクラや紅サシがおもに使用されている。ベテランでは、ウイリーなどを巻いてエサなしで釣っている人もいる。
ヒメマス釣りで重要なタナ合わせ
ヒメトロにしてもエサ釣りにしても、ヒメマス釣りで重要なことはタナ合わせ。
サクラマスなどは10m下から食い上げてくることがあるが、ヒメマスはそうはいかない。ヒメマスはタナが合っていないとまったく食わない。
西湖では竿5本まで許可されているので、複数本竿を出して違ったタナに仕掛けを下ろしてアタリを待つ。1尾釣れれば、すべての仕掛けをそのタナに合わせる。
ヒメマスは口が弱い
ヒメマス釣りは、忙しい時間帯と暇な時間帯が交互に訪れる釣り。
また、ヒメマスは口が弱い。力任せに仕掛けを回収するとバレの原因になる。仕掛けの回収は優しくが基本。
西湖でワカサギを釣る場合
西湖でワカサギを釣る場合は、季節によりタナが大きく変わる。
秋の解禁当初は水深8~10mの底釣りが中心となる。
また、シーズンによっては底の群れがまったく口を使わず、浮いている群ればかりが釣れることもある。
このような時は魚探必須。魚探を見ながら群れが回遊するレンジを把握し、仕掛けをそのタナに合わせながら釣っていく。
春シーズンの特徴
春シーズンは、冬の延長であったり、産卵期の接岸の状況であったりと難しい。
水深40mの底釣りが正解だったり、水面下2mの宙釣りが正解だったりとさまざまなので、その日の釣況をいかに早く見定めるかが釣果に直結する。
ボート店での情報収集は当たり前。釣れなければ、どんどん場所移動して釣れるパターンを探っていこう。
秋シーズンはデカサギ
西湖のワカサギは「デカサギ」と呼ばれ、大きいことで人気がある。特に秋シーズンは平均12cm前後の良型が揃う。
春シーズンは成熟していない前年の当歳魚が中心に釣れる。サイズは8~10cmだが、二歳魚も残っているため14cm超級も交じる。
<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2026年3月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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