私の釣友の岡野雅行さんはノベザオでメバル釣りをする。今ではこの伝統的な釣法を実践しているのは岡野さんを於いてほかにいないのではないだろうか。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・川原直毅)

ノベザオ(延べ竿)メバル釣りで27cm筆頭に良型メバルが連発...の画像はこちら >>

ノベザオでメバル狙い

私が32歳で東京から転勤した時に、広島磯釣り研究会の仙本忍さんからノベザオのメバル釣りを手ほどきしてもらった。

しかし、その後はケミホタルを使った釣りやウキ釣りなどが主流となって、岡山や福山でもかなり年配の釣り師がノベザオのメバル釣りをするにとどまった。しかし、岡野さんのノベザオ釣法はメバル以外にもチヌ、マダイのそれも年無し、マダイに至っては70cm級までいとも簡単に釣ってしまうから驚きだ。

ノベザオ(延べ竿)メバル釣りで27cm筆頭に良型メバルが連発【広島】
ノベザオ(延べ竿)メバル釣りで27cm筆頭に良型メバルが連発【広島】
ノベザオ仕掛け(作図:週刊つりニュース西部版APC・川原直毅)

2月18日は大潮の最終日、午後の満潮が10時32分、干潮が翌午前4時39分、潮位は326cmの上げ潮狙い。過去の実績から岡野さんはこの潮ならきっちり釣果がだせると読んだのだろう。話によると音戸瀬戸や早瀬瀬戸周りのメバルはこの時期そろそろ産卵が終わったころという。

本命求めランガン

7時すぎに釣り開始。産卵後のメバルは食い渋りが激しくなかなか釣るのが難しいと言う岡野さんになんと1投目から23cmのメバルがヒットしてきた。この調子ならは結構釣れるのではないかと思ったらしい。

仕掛けはノベザオ硬調を使い、ミチイト3号、ハリス2号に上バリは土佐かぶらグリーン5号、下バリはチヌバリ3号にグリーンワームを使用。

ノベザオ(延べ竿)メバル釣りで27cm筆頭に良型メバルが連発【広島】
ノベザオ(延べ竿)メバル釣りで27cm筆頭に良型メバルが連発【広島】
マジックで着色(提供:週刊つりニュース西部版APC・川原直毅)

下バリから15cmのところにゴム張ガン玉2号を1個打ち、底ダナ、中層、上層を探っていくようだが、この日はそう簡単にはいかず、連チャンがなくメバルはぽつぽつと釣れるが自分のペースに持ち込めず、いつもと様子が違う。

突然、30cmオーバーの大型メバルかと思ったら痩せっぽちのセイゴ50cmがヒットしてきた。これは拾い釣りしかないと判断して早瀬瀬戸の護岸、カキ殻捨て場周り、とにかくいろいろな場所を粘り強くランガンするしかないと思ったらしい。

27cm良型キャッチ

9時すぎ、上げ潮七分ぐらいについに時合い到来のポイント発見。

メバルのアタリは小さいが、掛かった瞬間から強烈な引きがノベザオにダイレクトにくる。ひょっとしてチヌかと思うような引きで釣り上げたのは27cmの船釣りサイズだった。

それから15分くらい23~27cm級の陸っぱりメバル最大サイズがノベザオを曲げてくれたようで、その間は大型が外れて落ちるし、微かなアタリをアワせたりで楽しい入れ食いモードだったらしいが、大型の食いが立ったのもわずかな時間だったようで、その後は20~22cm級が9時30分まで続いて岡野さんは納竿。

今回は28尾も釣れて奥さんの大好物の南蛮漬けを食べてもらえるとご満悦だったらしいが、27cmのメバルは南蛮漬けにはちょっと大きいかも。

<週刊つりニュース西部版APC・川原直毅/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2026年3月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。

編集部おすすめ