釣りをしていると誰しも一度は「今日はついてないな」と感じた事があるのではないだろうか、逆に思うがままに爆釣し「今日はついている」と感じた方もいるだろう。今回は筆者が釣り運を見方に付けて釣果を上げる為に心掛けている事を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
釣りにおいて「運」とは?
筆者の釣り以外の趣味に麻雀がある、最近は減ったが友人達と面子(人数)が揃えば卓を囲んだり、釣りに行けない日にはゲームセンターでオンラインゲームを楽しんだりしている。
長年麻雀をしていると、運気には波があり、その流れを何かをきっかけに変える事が出来ると実感している。運や縁起物の効力は人一倍信じるタイプであり、大漁祈願のステッカーを貼ったクーラーを持ち込むと釣果が上がる気がしている。
一般に麻雀は運7対実力3と運の要素が強いが釣りにおいては筆者の考えでは運3対実力7くらいだと思っている。釣りにおいては実力が大半を締めるが少なからず運の要素はある遊びだと思っている。
では釣りにおける運の要素とはどんな事だろか、まず思い浮かぶのは釣行の際の気象条件である。他にも釣場や向かう道中の混雑具合も運だろう。この記事では運とは自身の行動で制御できない要素の事として考えていこう。
運が悪い釣り人
釣りにおいて運が悪いとはどういう事か、具体的に考えていこう。
1.気象条件が悪い
例えば船に乗る予定が海が荒れ出船ができない状況や岸からエギングに行くのに寒波が入り、強風&水温低下など釣りに適さない条件は運が悪いと言えるだろう。自身が望んだ条件と違えばラッキーとはいえない。
2.大物がヒットするもバラシ
次によくあるのはせっかくヒットした魚をバラしてしまうケースである。それもランディングする寸前、目の前でバラした時のショックは大きい。一度ならまだしも2~3回とバラシが続いたり、滅多に見ない大物だったりすると「ついてないから今日はダメだ」と思ってしまうだろう。
3.狙っていた場所にことごとく先行者
これも休日ならよくある事と思うが、行く先々に先行者がいて思うような釣りが出来ない状況がそうである。2~3箇所連続で狙った所に入れないとついてないと感じるかと思う。船で釣り座を決める際のくじ引きも同じで悪い釣り座に当たってしまうとついてないと感じるだろう。
4.大切な道具が破損、ロストする
仕掛けやルアーを交換する際に置いた竿を誤って踏んでしまい折れてしまったり、折れなくても目立つ傷がついたりした時はやってしまったと思うだろう。また、根掛かりでのロストも不運に感じる事である。不意に足を滑らせて転倒や落水してしまうのも不運である。
マイナス思考はダメ
上述したような状況に当たれば「ついてないから今日はダメだ」と思うだろう。実はこのマイナス思考に陥るのが不運の始まりである。“ついてない”のは事実だが、“今日はダメだ”というのは先の話であり思い込みである。
あまりの不運にやる気が無くなったならその日は帰って別の事をした方がいい。勝負事の世界で気持ちが負けていては勝てないと言われるのと同じである。
ロッド破損や落水など続行が不可能な状況でない限り残された時間はラスト1投まで可能性を信じるべきである。
プラス思考
天候が悪くても釣りに行ける程度の悪条件なら試練と考えれば良いし、荒れ模様で船に乗れないなら船代が浮いたと考え少し贅沢なご飯を食べたり、次回の準備に時間を使ってもいい。
バラしたら
釣りをしていて目前で大物をバラシたり、行く先々に先行者が居ても、次どうするかを考える。バラシならフッキングが甘くなかったか?
フックポイントは大丈夫か? 原因を考える事が重要だ。バラしたとはいえヒットまで持ち込めたなら状況に合った釣りが出来ていると考える。
ポイントが混んでたら
先行者が多ければ、空いている場所で何ができるかを考える。入る場所が無ければ移動し場所を変えるか、はたまた先行者が去るまで待つか。間違っても無理に割り込むような事はしてはいけない。
道具が破損したら
ロッド等道具の破損は釣りが不可能なら一旦は帰るしかない。道具を持ち変え出直すか、釣具屋へ行き新しいロッドを探すか、残された時間をいかに有意義に過ごすか考えて行く。
根掛かりでのロストならその原因は何かを考える。地形が把握できていないのか、ミスキャストなのか、原因を考え2個目のロストは防いでいく。何れにせよイライラせず落ち着いて冷静な行動をとり、何事もプラスで考える事が運気を上向きに転じさせる。
運気を上げる行動
次に通常の時に運気を上げる為に心掛けている事を紹介しよう。
釣り場のゴミ拾い
ずばり、釣場にゴミが落ちていれば回収する事である。釣場に限らず綺麗にする事で運気が上がるのは良く言われる事である。徳を積むともいうが、釣場を守る意味でも良いことである。
他人をサポートする
笑う門には福来るというが、釣場に着いて先行者がいれば挨拶をし、お互い気持ち良く釣りをするよう心掛ける。大物がヒットしネットが無くて困っている人が居ればランディングをサポートをしたりする。他人に釣られたではなく、喜びを分かち合えるようにすればいい。
その余裕を持った心が殺気を無くすのか、ランディングをサポートした後に自分にも大物がヒットし今度は逆にサポートしてもらいキャッチに成功は過去に何度も経験している。
体調管理
筆者が運気上昇で心掛ける事は体調を整える事である。寝る間も惜しくなるのが釣りという遊びだが、体調には気をつけ無理はしないようにしている。朝マヅメを狙い早朝に出発したり、遠征では前夜出発したりと寝不足になりがちであるが、極力睡眠はとるようにしている。
寝不足で釣りの途中に眠くなれば仮眠や休憩をとる事で集中力が保たれる。そうする事でバラシやミスによる道具の破損、ロストも減って行くのである。また、睡眠不足がイライラやマイナス思考に陥る原因でもある。
ミスがミスを呼びマイナス思考が働く負のスパイラルに陥ると楽しいはずの休日が台無しである。体調に合わせた釣行計画を立てる事が大事と言える。朝マヅメを過ぎたっていいじゃないか、疲れているなら無理をせず、ゆっくりスタートした方が経験上釣果が上がっている。
神社参拝でシーバスゲット
宗教的なものではなく、実際に神様は居ると思える筆者が経験したエピソードを2つ紹介しよう。
1つ目は数年前、福井県の初場所へシーバス狙いで釣行した時の話である。
自走不可能な状態だったので、JAFを呼んだが、到着までの待機中たまたま近くに神社があったのでお参りしておいた。神社仏閣には不思議と心を落ち着かせる雰囲気がある。
幸いにも福井県内の店で修理が可能で移動と修理諸々かなりの出費とタイムロスだったが、釣りは再開できる事になった。タイヤは変え時だったと割り切り気持ちを切り替え釣りを再開する。
その後パターンを見つけ3連続ヒットするも全てバラしてしまいキャッチには至らなかった。ついてないが状況に合った釣りが出来ているとプラスに考え諦めずに狙い続ける。
そして迎えた夕マヅメ、最後の最後でヒットし無事ランディングに成功。63センチと大型ではないが初場所デイゲームというチャレンジ釣行のラストに感動の1匹と出会う事ができた。
ふと水辺を見渡すと朝お参りした神社から見えるポイントであった。1日不運に負けず頑張ったご褒美が貰えた気がした釣行であった。
ゴミ拾ってランカーバス手中
もう一つは前回記事で釣った57センチのバスである。この時、移動して釣場に着く寸前で先行者が来て駐車スペースが失くなってしまい狙った場所に入れなかったのだが、実はその前にいた釣場で落ちていたラインを回収していた。時間にして数分だが、この時間差で狙っていた釣場に入れなかったのである。
ここまではついてないパターンだが、仕方ないと割り切り、移動した先の1投目でヒットしたのがランカーバスである。釣場でゴミを拾っているとたまにはこんなご褒美が貰えたりするのである。
逆にゴミを捨てたり、無理な駐車をしたり、人がいないからいいやと疎かな行動をとっていればいつか災いとなって帰ってくるかもしれない。自業自得、因果応報、昔からこういった言葉があるのはこれが世の常であるという事だ。マナーを守って自他共に楽しく釣りをする。そう心掛ければきっとあなたの釣り運も釣果も上がってくるはずだ。
<稲垣順也/TSURINEWSライター>
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