12月15日(日)、釣り具メーカーが主催するルアータチウオ大会に、東京湾金沢八景の船宿から参戦した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・奥野忠弘)
凄腕ぞろいのルアータチウオ大会
6時に集合。2隻出しで、女性5人を含む40人のタチウオフリークが集結し、満員御礼の大盛況だ。
同船者は優勝経験がある高野さんや上位入賞経験がある射場さん、さらに、エキスパートの大沢さんや渡邉さんなど凄腕達が勢ぞろい。B船には、釣友の福田夫妻らが乗り込み、出船前から釣り談義に花が咲く。
「使用ルアーはメタルジグのみ、タチウオ3尾の合計重量で勝負」などのルール説明や「最近は好調で、いろいろな形やカラーのジグで釣れています。ジャークはアクションしすぎないショートピッチやただ巻きがいいですよ」のアドバイスがある。
タチウオ船団が集結し開会宣言
7時に出船。快晴だが沖に出ると北風が強い。8時、6船宿8隻・151人の参加選手が同じエリアに集結。海上で開会宣言と「全員で優勝目指して頑張ってください」というスタッフからの熱い思いが伝えられる。
湾奥の千葉沖を攻める船は、ここのところ好釣果がでているマリンスタジアム沖に向かい、残りは本牧の堤防際のポイントへ。
到着した期待のエリアでは、ルアーやエサ釣りの船で船団が形成されていてタチウオ人気がうかがえる。船長は、魚探をにらみながら入念な潮回り。
「水深は39mです。
開始2時間で19尾手中
そして、海底から速めの誘いをいれていた私の竿にもガツンとバットから曲がる強烈なアタリ。1投目からいきなり90cmアップを手にしてひと安心。さらに、右隣の射場さん、渡邉さん、大沢さんと連続ヒットし好調なスタート。
私はモーニングタイムの活性が高い魚を狙って、速めのワンピッチワンジャークを試すと、これが大正解。毎投毎投、海底から5mほどでドスンとリールを巻く手が止められる快感。周りとオマツリしないように高速で巻き上げて抜き上げたのは、101cmの良型だ。
船中ではバタバタと本命が抜き上げられて、私も約2時間でメータークラス5尾を含めた19尾の良型をキープできて大興奮。

113cmドラゴンタチウオも浮上
潮回り後にドラマがあった。木下さんの竿が大きく引き込まれ、当日最大となる113cmのドラゴンが登場。さらに、飯島さんと野口さんにも同時に良型らしいヒットはあったが、残念ながらこちらはフックオフ。私にも強烈な引き込みが2回訪れたが、10分以上のファイトの末に上って来たのはメーターアップのエイでがっかり。
その後も、良型ぞろいで面白い釣りになったが、私は27尾釣ってもドラゴンには出会えないまま、13時にストップフィッシング。
検量は大型ぞろいのデッドヒート
全船が本牧漁港に集合して検量。弁当と飲み物が配られ、他船の釣友と情報交換しているうちに集計が終了、表彰式。どの船も良型ぞろいのデッドヒートだったようで、検量には次々に大型のタチウオが持ち込まれたようだ。

キッズ賞とレディース賞、さらに上位入賞者を除いた船別のトップに賞品が贈られた後、順位と重量が告げられる。

入賞者発表&抽選会で大盛況の閉会式
順位は以下のとおり(敬称略)。
優勝 真下 2520g=深川吉野屋
2位 木下 2225g=太田屋A
3位 徳山 2225g=深川吉野屋
4位 蓮見 2180g=こなや丸A
5位 沖田 2155g=宮川丸

上位入賞者のほとんどが、海底を中心にフォールのアタリを捉えていた。

じゃんけん大会や、抽選会で参加者全員に豪華な賞品が贈られて、私も高級ブドウジュースが当たり、大盛り上がりで閉会式。

船の平均重量で船別優勝を勝ち取ったのは、アベレージ1873gで深川吉野屋の大森健吾船長。「お客さんに釣ってもらうために、いつも通りやっただけです」の言葉に嬉しさがあふれていた。

参加した船宿

ルアータチウオ大会に参加した船宿を紹介する。
宮川丸
▼この釣り船について:宮川丸
深川吉野屋
▼この釣り船について:深川吉野屋
こなや丸
▼この釣り船についてこなや丸
出船場所:
太田屋
▼この釣り船について:深川吉野屋
<週刊つりニュース関東版 APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年1月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。