初日の出を見てから漁港の消波ブロック帯で穴釣りをしようと思い、1月1日は早起きして地元の神社に参拝。 健康を祈願してから三重県津市の河芸漁港の南側に広がる豊津浦へ向かった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・伊藤拓摩)
河芸漁港で初日の出
午前6時半すぎに到着すると、大勢の人が集まり、徐々に明るくなっていく東の空を見つめている。 海はナギで風も気にならず穏やかだ。

午前7時ごろ、水平線から初日が顔を出すと、今年の楽釣を願って手を合わせる。 周りからはカシャカシャとシャッター音が聞こえてくる。 令和初の日の出をスマホに収めて気分を新たにしているようだ。
穴釣りで根魚狙い
さぁ令和2年の始まりだ。 気を引き締めて車に戻り、初釣りの用意をする。 エサは12月30日の釣り納めで釣り堀用に購入したアオイソメを保管しておいた。 大みそかにブラクリ仕掛けをセッティングした釣り具などを車に乗せておいたので、防寒着を身に着ければスタンバイOKだ。

釣り具とバッカンを持って南堤へ進むと、先端にはショアジギングのアングラーが1人沖に向かってキャストを繰り返している。 北堤もキャストしているアングラーが1人いるだけだ。
私は南堤の先端手前から狙っていく。 まずは根魚の反応を見るため、元気なアオイソメを1匹掛けして消波ブロック帯の穴を探る。 深そうな穴を見つけると、ベイトリールのクラッチを切ってスルスルとブラクリ仕掛けを下ろしていく。
10~15cmのチビカサゴがヒット
3つ目の穴でコツコツと反応があり、アワせると尻尾だけが食べられていた。 同じ穴に投入すると、またコツコツとアタってくるがハリ掛かりはしない。
アオイソメを半分にカットして再投入。 コツコツの後にミチイトを少し送り込んでエサを食い込ませてやると、ようやくヒット。 穴から飛び出したのは10cm超のチビカサゴだった。 うれしい初ヒットだが、小型に苦笑い。
次からもアオイソメを半分にカットし、誘いを入れてカサゴにアピールしていく。 すると、いきなりゴツゴツとダイレクトにアタり、サイズアップした15cmのカサゴがゴンゴンとサオ先を震わせて楽しませてくれた。

最終釣果
さらにサイズアップを狙って消波ブロック帯を移動する。 しかし期待に反して小型ばかりが連発。 重いアタリにカニのサプライズもあったが、こちらはポチャリと海へ。
2時間ほどの初釣りでカサゴ9~15cm9匹の釣果。 カサゴを写真に収め、「楽しませてくれてありがとう、大きくなったらまた会おう」と全てリリース。 帰宅後は雑煮を食べて冷えた体を温めた。
<週刊つりニュース中部版 APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>
▼この釣り場について河芸漁港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年1月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。