昼間は岩陰や護岸のすき間などにジッと身を隠しているメバル。暗くなった時間帯はまさにプライムタイム。

今回は木更津エリアの、船での夜メバル釣りについて解説。

(アイキャッチ画像提供:宮川丸)

【木更津エリア2020春】船での夜メバルのキホン エサ&ルア...の画像はこちら >>

木更津エリアの釣況

この釣りを売りにしている内房・木更津桜井出船の雄士丸では、連日好調。カサゴやムラソイなども交じりクーラー満タン。

木更津出船の宮川丸では主にルアーで狙う。シーズン序盤はアジも元気なので、よく交じる。2日はリレーで狙ってメバルはいい人10尾前後でアジはトップ40尾。

【木更津エリア2020春】船での夜メバルのキホン エサ&ルアー毎に解説
2日宮川丸にて(提供:宮川丸)

例年4月末~ゴールデンウイークすぎまでは楽しめる。終盤になるにつれ、30cm超えの良型が交じることもしばしば。

東京湾横浜山下橋や金沢八景では、春すぎごろから秋にかけて夕涼みをかねた夜釣りの乗合船がでる。

夜エサメバル釣りのタックル

メバルのエサ釣りタックルを紹介する。

エサ

エサに使用するのは主に青イソメなどの虫エサ。夜の海中でイソメが光ってアピールするので、ベストとされている。

タックル

図は木更津桜井出船の雄士丸での釣りを想定した一例。

【木更津エリア2020春】船での夜メバルのキホン エサ&ルアー毎に解説
木更津夜メバルのタックル例(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

同地周辺は浅場の好釣り場が点在、極軽いオモリで楽しめる。ただ、フッコやカレイなど急な大物に対応できるようにミキイトが太めなのが特徴。

ほかではオモリ15~25号前後の胴突き仕掛けが一般的。

夜ルアーメバル釣りのタックル

夜メバルのルアータックルを紹介する。

ルアー

主に使用するのは2inch前後のソフトルアー。2g前後のジグヘッドと組み合わせて使用する。

ジグヘッドとソフトルアーの性能を最大限発揮させるためには、まっすぐになるように装着することが重要。事前に装着しておいて準備しておくといいだろう。

【木更津エリア2020春】船での夜メバルのキホン エサ&ルアー毎に解説
ジグヘッドとソフトルアーの組み合わせ(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

タックル

タックルは図参照。2g前後のルアーをストレスなくキャストすることができるロッドが必須。そのため、専用品かアジング用、エリアトラウト用などのウルトラライトアクション~ライトアクションが基本。

【木更津エリア2020春】船での夜メバルのキホン エサ&ルアー毎に解説
ルアーメバルタックル例(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

キャスト

投げる釣りなので、飛距離が重要と思われがちだが、まずは狙った場所にしっかりと投げることがが飛距離以上に重要。

陸っぱりの釣りとは違って、ある程度狙うべきポイントのそばまでは船で近付くことができるので、飛距離は二の次でOK。それよりも揺れる船上で確実に狙った場所にルアーを通すことが大事。

レンジ

エサ釣り同様、「レンジ」(いわゆる「タナ」)がと重要。そのために、ぜひ覚えてほしいのが「カウントダウン」という方法。

キャストしたあとの「着水→着底」の時間をカウントして、大まかなタナを絞り込んでいく。例えば、10秒で着底したとすれば、中層を狙うなら5秒、底付近を狙うなら8~9秒などといった具合に、絞り込む。

注意してほしいのは、「同じ速さでカウントすること」。カウントの速さが毎回違うと、同じ場所を狙うことができず、ヒットレンジを絞り込めないので注意。

【木更津エリア2020春】船での夜メバルのキホン エサ&ルアー毎に解説
2日宮川丸にて(提供:宮川丸)

夜釣りの注意点

必須アイテムと夜釣りの注意点を解説する。

必携アイテム

船上は照明がついて明るいが、やはり手元は暗くなる。両手がフリーになるようなヘッドライトやチェストライトなどを忘れずに持っていこう。電池のチェックも忘れずに。

また、陸っぱり同様に海面を照らすのはNG。

乗船・下船時

通いなれた船着き場でも暗いので足元には十分に注意。この時期は凍っていることも多いので特に慎重に。

【木更津エリア2020春】船での夜メバルのキホン エサ&ルアー毎に解説
2日宮川丸にて(提供:宮川丸)

おすすめ船宿

おすすめの船宿を2選を紹介する。

雄士丸

▼この釣り船について
雄士丸

宮川丸

▼この釣り船について
宮川丸

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年2月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。

編集部おすすめ