本作は、台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』を原作とし、藤井道人が脚本・監督を務め、台湾の人気スター、シュー・グァンハンが演じるジミーと、日本の若手実力派の清原果耶が演じるアミが、「日本×台湾」「18年前×現在」を舞台に紡ぐ、切なくも美しいラブストーリー。今回、清原が撮影秘話を明かした。

 清原は「ジミーとアミが出会ったことは、運命だったと思うんです。その運命の出会いが、一瞬ではなく長い時間を超えてジミーとアミの中に残り続けているのってとてもすてきだなと思います。だからこそ、とあるシーンの撮影をしているときに涙があふれて止まらなくなってしまって、しばらく休憩を挟まないと撮影を続けられなくなってしまいました。こんなことは初めてでした」という。

 そんな本作は、人生につまづき全てを失った36歳のジミーが、初恋の記憶と共にめぐる一人旅を通じて“人生”と向き合う様子が描かれる。

 藤井監督は「僕たちはジミーという一人の背中を通して人生という旅について描きました。

この映画を見た人が、ジミーの生き方やジミーが出会ってきた人たちの生き方を見て、自分の生き方を肯定できるような映画になってほしいなと思っています」と語った。

 さらに、「恋愛映画、ロードムービー、成長の物語…。どんな受け取り方でもいいので、この映画を見た人たちの生活にとって何かしらの糧になってほしい、幸せになるための一つの養分になってほしいと思いながら作りました」と言葉を続けた。

 ジミーが旅の果てに知るアミが隠していた思いとは? 旅の果てにたどり着くジミーとアミのそれぞれの“思い”が明らかになる。