NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。
この回で印象的だったのが、藤吉郎の草履取りの逸話だ。藤吉郎が信長の草履を懐で温めた逸話は、藤吉郎の細やかな気遣いと機転の利く人柄を示す美談として知られるが、本作では藤吉郎単独の行動ではなく、小一郎と兄弟2人で行ったこととされた。しかも、温めていたわけではなく、親の仇のものと勘違いして盗もうと懐に入れたところに信長が現れ、とっさに藤吉郎が「温めておきました」と言い訳する…というまさかの展開。そのユニークな描き方は、放送時にSNSでも話題になった。
さらにこの場面は、次のように続く。すべてお見通しの信長から「この陽気に温めてなんとする?」と問い詰められた藤吉郎が「それは…」と口ごもると、横にいた小一郎が「まもなく雨が降りまする。ぬれてはいけないと思いまして」と助け舟を出す。それは、小一郎が長年、農民として田畑を耕す中で身に着けた知恵だった。
このやりとりは、まじめで知恵の回る小一郎、お調子者だが愛嬌のある藤吉郎という兄弟のキャラクターをくっきりと際立たせていた。草履を片方ずつ懐に入れたことも象徴的で、よく知られる秀吉のキャラクターを、2人に分けて描いているようにも見える。
さらに、兄弟2人と信長の関係を際立たせたのが、この後のやりとりだ。
「あらゆる手を尽くし、考えに考え抜き、やれるだけのことをやった上で出した答えならば、それも認めよう。だが、そちの言葉は軽すぎる。たとえ負けるとわかっていても、命を懸けて戦わねばならぬことがある。それが、侍じゃ。志のないものはいらぬ。失せよ」
「和睦」という提案に、ひたすら平穏な暮らしを願う農民らしさがにじむ小一郎と、領主としての立場から、その考えの甘さを指摘した信長。
そして次回はいよいよ織田勢と今川勢が激突する桶狭間の合戦。そして、豊臣兄弟の仇討ちの行方も気になるところ。徐々に人物像が掘り下げられていく小一郎と藤吉郎の兄弟の歩みを、これからも見守っていきたい。
(井上健一)

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