【写真】Juice=Juice 宮本佳林「新しい一歩を」武道館で卒業コンサート開催
Juice=Juice 宮本佳林の卒業コンサートが12月10日(木)に日本武道館にて開催された。
宮本の卒業公演は本来6月に予定されていたものが新型コロナウイルスの影響で12月まで延期され、今回の開催に至ったもの。



ライブは360度ステージで全方向から観客が見守る中スタート。宮本のカラーであるブドウ色のペンライトの光が輝く中、メドレーを含む全 22曲が披露された。1曲目は近年のJuice=Juice鉄板ナンバーである“ひとそれ”こと「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」。ステージに一人現れた宮本佳林の鮮烈なソロアカペラ、そして「Juice=Juice 行くぞー!」というコールからメンバー9人全員がステージに駆け出してくる。続く「好きって言ってよ」ではダンスナンバーにのせてクールなパフォーマンスを遺憾なく発揮した。
最初のMCで「皆さん幸せな気持ちで帰ってもらえたらいいなという風に私は思うので、楽しんでいきましょう!」と宮本。続くブロックでは「愛・愛・傘」や「銀色のテレパシー」 など、どこか懐かしさも感し?させるラブリーなアイドルソングを連発する。こちらの側面 も Juice=Juiceに欠かせない要素のひとつ。
さらに、中盤では宮本と各メンバーが組んでのメドレーブロックへ。
「CHOICE & CHANCE」「ポップミュージック」と立て続けに軽快なナンバーで盛り上げた後には、宮本佳林のソロによる「未来のフィラメント」が初披露された。星空を彷彿と させる叙情感たっぷりなナンバーが、武道館全面に輝くペンライトの光の中で歌う宮 本を祝福するかのようなステージ。
直後には、宮本卒業後の8人体制による新曲「がんばれないよ」も披露される。こちらは楽曲タイトルのような弱音も打ち明けながら、それでも夢を持ち続け“がんばりたい” と前を向くバラード曲。この楽曲では Juice=Juiceファミリーからのエールを代弁するように観客席のペンライトが多彩な彩りになり、Juice=Juice メンバーを照らした。
後半戦は「微炭酸」から疾走感あふれるナンバーが連発された。インディーズ 1st シングル曲「私が言う前に抱きしめなきゃね」、メジャー1stシングル曲「ロマンスの途中」と Juice=Juice の節目を飾った楽曲で熱く会場を盛り上げ、「泣いていいよ」で本編を締めくくる。
アンコールでは、宮本がブドウ色にピンクの差し色を交えたプリンセスドレス姿でステージに登場。全員で「続いていく STORY」を歌唱する中、自らファンへの言葉を届けた。
「Juice=Juice ファミリーの皆さん、私を応援してくれてありがとうございます。


さらに、リーダーの金澤がメンバーの思いを代表してメッセージを読み上げる。「かりんとは7年以上の時をJuice=Juiceとして共に過ごしてきました。友人のような、家族 のような...でもそのどちらとも違う、大切な存在です」と語った上で宮本のこれまでの姿に感謝を伝え、「今日のこのライブについても、『卒業を延期してでも最後はライブで終わりたい』と言ってくれた時、かりんらしいなぁととても嬉しく思いました。今日という日を無事に迎えられてよかったね。改めて卒業おめでとう!」と宮本を応援して送り出す姿勢をみせた。
メッセージの後に照れた調子で出てきた宮本と和やかな掛け合いをしつつ、ラストは 「Magic of Love」で大合唱が聞こえてきそうな一体感を作り上げ、「Wonderful World」で感謝いっぱいの締めくくり。宮本佳林とJuice=Juice、どちらにも大きな節目となる公演に幕をおろした。
宮本佳林は Juice=Juice 卒業後、ソロ活動を続けていくことが発表されている。12/31(木)には中野サンプラザでの大晦日コンサートにも第三部ゲストで参加予定だ。
Juice=Juice は今後、各メンバーがハロー!プロジェクトのバラード・コンサートツアーに出演。年末12/31(木)の大晦日コンサートにも参加するほか、2021年は1/2(土)か らの新春コンサートへ出演する。