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竹俣 紅連載:『紅色の左馬』第28回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、竹俣紅アナウンサーの連載『紅色の左馬』。今回は、竹俣アナが休日に競馬場へ行った時の話。

それには、ある目的があってのことだという――。

『みんなのKEIBA』のMC竹俣紅アナが休日に競馬場へ! その最大の目的とは?
 ようやく秋を感じられるようになり、馬たちにとっても、観戦する私たちにとっても、過ごしやすい気温になってきましたね。

 地方交流重賞のJpnⅡレディスプレリュードが行なわれた10月7日、大井競馬場に行ってきました! 毎週末、JRAの競馬場から生放送をお届けしていますが、休みの日に競馬場に行ったのは今回が初めてでした。

 当初は、3歳ダート三冠最終戦のJpnⅠジャパンダートクラシック(以下、JDC)を観に行きたいと思っていたのですが、席をとることができず......。それでも、仕事ではない日に競馬場に行ってみたい理由があったので、JDCの前の日に行くことにしました。

 交流重賞を現地観戦してみたい! という気持ちはもちろんのこと、今回の最大の目的は、"パドックをじっくり見ること"でした。

 昨年くらいまでは、パドックを見てもさっぱりわからず、せいぜい「この馬、今日はもう帰りたいという雰囲気だな......」と思うことがある程度(笑)。

 ただ最近は、馬体についての基礎知識を調べたり、パドックについての本を読んだりしたことで、もっといろんなことが見えてきた気がしていて、その感覚を競馬場で試してみたいと思ったのです。

 交流重賞は夜8時頃発走ですが、当日は昼間のレースからパドック予想。まずここで気づいたのは、早い時間のレースほど、馬の状態の判別がつきやすいということでした。メインの時間に近づくとレースのクラスが上がり、この日に向けて仕上げられている馬が多くなるからではないか、と思われます。

 それから、やはり"オーラ"は大事だなと。

堂々とダイナミックに歩けているように見えた馬は、レースで結果がついてきていました。

「パドックの外目を歩いている馬がよい」という話をよく聞きますよね。これについては以前、四肢の可動域が広いと、自然に歩幅が広がって外側を歩くようになるということを細江純子さんに教えていただいたので、可動域の広さに注目するようにしているのですが、これは私のような素人が見た時の感覚としては、「堂々としている」「オーラがある」という表現につながるのかもしれません。

 さらに、大きな気づきが。以前、井崎脩五郎先生に「パドックは生で見るより、画面越しに見たほうが、質感が均一になって比較しやすい」と教えていただいたことがあります。正直、本当にそうなのかな? と思っていましたが、実際に見てみると、井崎先生のおっしゃるとおりだと思いました(先生、疑ってしまってごめんなさい!)。

 間近で馬たちを見ると、サラブレッドの体の大きさやきれいな毛艶に圧倒されてしまい、比較が難しくなるように感じました。しかも、一頭一頭の馬のお顔や挙動がかわいらしくて、かわいさはみんな1着......などと考えてしまってダメでしたね。

 建物に入り、上の階からパドックを見ることで、先生のおっしゃるように質感が均一に見えて、冷静に比較することができるようになりました。

 初めてのパドックチャレンジは、収穫だらけ! とても楽しい一日でした。

 さあ、今日はGI秋華賞! パドックを見て注目馬を決めたいところですが、予想は事前提出ですのでそうはいきません。皆さんはパドックを注視して、応援する馬を決めてみてくださいね。

 それでは、秋の競馬も一緒に楽しみましょう!

『みんなのKEIBA』のMC竹俣紅アナが休日に競馬場へ! その最大の目的とは?
Profile
竹俣 紅(たけまた・べに)
1998年6月27日生まれ。東京都出身。2021年フジテレビ入社。
趣味:競走馬のぬいぐるみ集め 血統表を眺めること ガチャピン
モットー:元気に、地道に、前向きに

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