2歳牡馬ランキング(後編)
前編◆確たる主役不在の「2歳牡馬ランキング」 混戦を抜け出す有力候補は?>>
大激戦の2歳牡馬戦線。おかげで、選者それぞれの1位はすべて異なり、全員がポイントを入れた馬は1頭もいない。
ともあれ、注目の2歳GI、朝日杯フューチュリティS(朝日杯FS、以下同。阪神・芝1600m)が12月21日に、ホープフルS(中山・芝2000m)が12月27日に行なわれる。この2戦を経て、クラシックの有力候補として名乗りを上げる馬が登場する可能性は大いにある。
それら大一番を前にしての、2歳牡馬の『Sportiva オリジナル番付(※)』。1位、2位の評価を受けたのは、はたしてどの馬なのか。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、JRAのホームページでも重賞データ分析を寄稿する競馬評論家の伊吹雅也氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、来春のクラシックを目指す2歳牡馬の、現時点における実力・能力を分析しランクづけ。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。
2位は、出世レースのGⅡ東京スポーツ杯2歳S(11月24日/東京・芝1800m)を勝ったパントルナイーフ(牡2歳/父キズナ)。ハイレベルな戦いを制して、さらなる躍進が期待されている。
土屋真光氏(フリーライター)
「未勝利戦(9月21日/中山・芝1800m)を勝った段階では、そこまでスケールの大きさは感じませんでしたが、東スポ杯2歳Sでは3コーナーからじわっと動いて、直線でもしっかりと脚を伸ばして快勝。ゾロアストロ(牡2歳/父モーリス)の猛追をしのいだ点から、もう少し距離が延びてもやれそうな気がしましたし、器のデカさも感じました。
勝ち時計は1分46秒0。歴代4位タイのタイムで、イクイノックスがこのレースを勝った時(1分46秒2)よりも速い、というのも評価できるポイントです。
全兄のパラレルヴィジョンは5歳にして重賞初勝利を飾ったように、成長力のある血統。その兄はマイル戦がベストだったことから、パントルナイーフも距離が延びてどうか? という懸念はあるものの、現状では世代1位の評価をしました」
木南友輔氏(日刊スポーツ)
「東スポ杯2歳Sにおいて、クリストフ・ルメール騎手は騎乗経験のあるサレジオ(牡2歳/父エピファネイア)、ゾロアストロではなく、この馬に騎乗。鞍上自身の選択によるものだそうですが、そのジャッジには『さすが』と言わざるを得ません。このまま継続騎乗していくようなら、その選択を疑う必要はないでしょう」
吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「つなぎの長さは通常ぐらいで寝気味。クッションがあり、かき込みの利いたフットワークから持続力のある脚が使えるタイプです。
デイリー杯2歳Sは8頭立てで、逃げるエイシンディード(牡2歳/父ファインニードル)に距離不安があったため、多少ペースは緩むと思われましたが、結果的には前半4ハロン46秒5、後半4ハロン46秒6のイーブンペース。アドマイヤクワッズはそんななか、周りが速く(好位の)ポジションは取れませんでしたが、内で有力馬のカヴァレリッツォの真後ろにつけて追走。
直線ではカヴァレリッツォの内を突いて、叩き合いを制しての2歳コースレコード勝ち。折り合いに不安がなく、距離的には2000mまでは守備範囲でしょう。
ただ、緩急に強いイメージがないため、ベストはマイルの印象。いずれにしても総合力があるので、極端なスローペースの上がり勝負にならなければ、GⅠでも戦える馬と見ています」
伊吹雅也氏(競馬評論家)
「12月7日終了時点の本賞金(JRAのレースのみ。以下同)は4550万円。JRAに所属する現2歳世代の馬としては単独3位。なお、1走あたり賞金は2275万円で、GI阪神ジュベナイルフィリーズが施行される前の段階では単独トップに君臨していました。実績上位であると同時に、まだまだ伸びしろがありそうな馬です。
2023年のセレクトセールにおける購買価格は7260万円。母のデイトラインは4戦0勝で登録抹消となったものの、2代母のパシフィックリムは現役時代にフランスのGⅡマルレ賞を勝っています。
一方、本馬の父はリアルスティールなので、2代父はディープインパクト、父の母父はストームキャット。
同馬が挑む朝日杯FSは、秋になってからの実績や脚質に注目したい一戦。2018年以降の3着以内馬21頭中20頭は、同年10月以降にJRA、かつ芝のレースで『着順が1着、かつ上がり3ハロンのタイム順位が2位以内』となった経験のある馬でした。
アドマイヤクワッズはこれまでの2戦がいずれも10月以降のレースでしたし、上がり3ハロンのタイムもそれぞれメンバー最速。素直に中心視していいのではないでしょうか」
土屋氏(フリーライター)
「デイリー杯2歳Sは後方のインに構えて、最後の直線ではパックリと空いた最内を突いての勝利。やや恵まれた点も否めないですが、それでも叩き合いを制してのレコード勝ちは力のある証拠でしょう。
父がリアルスティールということもあって、距離は2000mぐらいまでかなというイメージ。それゆえ、今後の進路選択がどのようになるのか、気になるところです」
今回、ランキングのベスト5以内に入らなかった馬のなかには、伊吹氏が1位に評価したショウナンガルフ(牡2歳/父ハービンジャー)、本誌競馬班が1位としたリアライズシリウス(牡2歳/父ポエティックフレア)といった重賞勝ち馬の名前もあった。
まだまだ予断を許さないこの世代の牡馬戦線。朝日杯FS、ホープフルSはもちろんのこと、年明け以降の重賞、オープン特別の行方からも目が離せない。



![[アシックス] ランニングシューズ MAGIC SPEED 4 1011B875 メンズ 750(セイフティー イエロー/ブラック) 26.0 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/41dF0gpSbEL._SL500_.jpg)
![[アシックス] ランニングシューズ PATRIOT 13 1011B567 メンズ 010(ブラック/デジタルアクア) 25.5 cm 3E](https://m.media-amazon.com/images/I/41ZS3Bh2dVL._SL500_.jpg)
![[アシックス] ランニングシューズ GEL-KAYANO 31 1011B867 メンズ 001(ブラック/ブラック) 27.0 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/418iZuXV-tL._SL500_.jpg)




![【日本企業】 ぶら下がり健康器 懸垂バー 懸垂マシン [コンパクト/10段調節/日本語説明書/2年保証] 筋トレ チンニングスタンド (ブラック)](https://m.media-amazon.com/images/I/41B0yIoAZrL._SL500_.jpg)
![[Xiyaoer] 靴下 メンズ くるぶし 10足セット夏用 【吸汗 防臭 綿】 カラフルソックス カジュアルソックス 綿 24-27cm 靴下 おしゃれ スポーツ くつした メンズ 男性用 ビジネス クルーソックス くつ下 通気性 吸汗速乾 リブ柄 (10足セット6)](https://m.media-amazon.com/images/I/51dJIW6OMFL._SL500_.jpg)