【レースと好相性の馬は?】

 2月22日(日)、東京競馬場で4歳以上馬によるGⅠフェブラリーS(ダート1600m)が行なわれる。

 このレースは、日本で開催される今年最初のGⅠレース。昨年の勝ち馬コスタノヴァ、2024年の勝ち馬ペプチドナイル、昨年のGⅠチャンピオンズCを勝ったダブルハートボンドのほか、昨年の地方交流GⅠ東京ダービー馬ナチュラルライズ、昨年の地方交流GⅠマイルCS南部杯を勝ったウィルソンテソーロなど、多くの実績馬が出走する。

 それでは、血統的視点からこのレースを占っていこう。近年で目立つ傾向が、キングマンボ系を中心としたミスタープロスペクター系の好成績だ。直近8年のうち7勝がミスタープロスペクター系によるもので、ここ3年はキングマンボ系が連勝中。昨年のコスタノヴァ、2024年のペプチドナイルはキングカメハメハ系だ。

 今年もこの系統から多くの馬が出走を予定しているが、そのなかでも筆者が特に注目するのがブライアンセンス(牡6歳、美浦・斎藤誠厩舎)だ。

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 同馬の父ホッコータルマエは、大種牡馬キングカメハメハ産駒で、2014年チャンピオンズC(中京・ダート1800m)などダートGⅠ/地方交流GⅠを10勝した名馬。2014年のフェブラリーSではコパノリッキーに次ぐ2着に入っている。

 産駒も、地方交流GⅡ兵庫チャンピオンシップ(園田・ダート1870m)を制したブリッツファングなど1800m以上での活躍馬が多い。JRAの勝利数を見ても、1800mの86勝に対し、1600mは施行条件の少なさもあって17勝と少ないが、勝率は1800mの8.2%を上回る8.5%という数字を残している。

 ブライアンセンスは、母系の血がこのレースと好相性だ。叔父インカンテーションはGⅠ勝ちこそないものの、今回と同じ「東京・ダート1600m」で行なわれた2017年のGⅢ武蔵野Sの勝ち馬。フェブラリーSには3回出走して、5歳時の2015年に5番人気で2着、8歳時の2018年に6番人気で3着に入った。

 さらに祖母の父マキアヴェリアンは、2024年に11番人気で勝利したペプチドナイルの祖母の父で、昨年の2着馬サンライズジパングの母系にも名を見せる血だ。ペプチドナイルはキングカメハメハ産駒なので、ブライアンセンスと似た血統構成となっている。

 ブライアンセンス自身も「東京・ダート1600m」は好成績。3歳時に4戦し、1勝クラスで勝利してGⅢユニコーンSで3着に入るなど、1勝、2着1回、3着2回で着外なしとなっている。

 東京コースは約2年4カ月ぶりとなるが、同馬は昨年、5歳にしてGⅢマーチS(中山・ダート1800m)で重賞初制覇を果たした遅咲き馬。当時より力をつけている状態で、好成績を残している条件に出走するということで期待してよさそうだ。

 2走前の師走S(中山・ダート1800m)は6馬身差で圧勝。前走のGⅡプロキオンS(京都・ダート1800m)は4着と敗れたが、展開が向かないなかで、勝ち馬から0秒2の僅差に入る好内容だった。今回は、師走SやマーチSなどで3勝を挙げている岩田望来騎手とのコンビに戻るのも心強い。

 思えば、2024年に勝利したペプチドナイルも、当時はGⅠ初出走の6歳馬だった。その前年の暮れにリステッド競走を勝利し、前哨戦で敗れての参戦だったが、ブライアンセンスもそれに続くことができるか。

【もう1頭もコース相性がいい6歳馬】

 もう1頭はペリエール(牡6歳、美浦・黒岩陽一厩舎)を推す。

同馬の父ヘニーヒューズの産駒はこの「東京・ダート1600m」が非常に得意で、552戦65勝(勝率11.8%)という成績。このフェブラリーSでも、2016年にモーニンが勝利しているほか、2024年にはセキフウが13番人気ながら3着と激走している。

 さらにペリエールは、母の父フジキセキが2006年の勝ち馬カネヒキリの父で、祖母の父エルコンドルパサーが2008年の勝ち馬ヴァーミリアンの父と、母系の血の相性も抜群だ。

 ペリエール自身も「東京・ダート1600m」は2023年のGⅢユニコーンS、ヒヤシンスSで勝利している得意条件。直近2走はともに10着と精彩を欠いているが、いずれも1800mと距離が合わなかった。今回は見直していいだろう。

 以上、今年のフェブラリーSはホッコータルマエ産駒ブライアンセンス、ヘニーヒューズ産駒ペリエールの2頭に期待する。

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