この記事をまとめると
■社外ドリンクホルダーの歴史を深掘り



■日本で最初に後付けのドリンクホルダーが販売されたのは1977年と言われている



■時代に合わせて紙パックやペットボトルが入るように進化してきている



45年以上の歴史があるドリンクホルダーの世界

今やどんなクルマにも純正で備わっているのが当たり前であるドリンクホルダー。この装備は自動車が誕生したヨーロッパではなく、日本発祥の装備と言われている。知らぬ間に当たり前となっている装備だが、登場当初はカー用品のようなアフターパーツでの登場であった。

このドリンクホルダーの歴史を紐解いていく。



登場は1970年代後半

ドリンクホルダーが日本で登場したのは1977年のこと。今でもドリンクホルダーをはじめ、さまざまなカー用品の製造販売をしているカーメイトからであった。そのアイテム名は「ZAX14」。これはドリンクホルダーというよりも、インテリアのトータルコーディネートとしてカーメイトが提案したアイテム「ZAXシリーズ」のなかに1つのアイテムとしてドリンクホルダーが存在した形だ。なので、当初はドリンクホルダーを大々的な売りとしていたわけでなかったという。



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ドアかけタイプのこのドリンクホルダーは、品番こそ変わっているものの基本的な形は変えず現在まで1200万個を販売する大ヒットアイテムとなっている。ドリンクホルダーがヒットしたのは当時自動販売機の普及が進み始めていたのもあったとか。もともとこのドリンクホルダーは海外の類似品にヒントがあったとされているらしいが、大量生産品としてはこのアイテムが世界初とされている。ここからクルマ用のドリンクホルダーというアイテムが始まったと言えよう。



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このカーメイトのドリンクホルダーのヒットを受けてか、1980年代、国産車では純正でもドリンクホルダーを装備するクルマが増え、現在まで続いていくことになる。



時代が進むとドリンクホルダーに求められる要素も変わってきた

1990年ドリンクホルダー界に革命

ドリンクホルダーの装備が純正でも普及してきた1990年、ドリンクホルダーの新定番となる形が再びアフターパーツのカー用品から登場することとなる。それが星光産業から登場したA/Cホルダーである。エアコンの送風口に取り付けるという新しい形を採用して、エアコンの冷気を使って飲料を冷ますことを狙ったアイテムだ。

このアイテムは累計で500万個以上を売り上げるアイテムとなった。



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ちなみに余談ではあるが、漫画「頭文字D」で紙コップが置かれるドリンクホルダーもこのA/Cホルダーがモデルになっていると言われている。A/Cホルダーの販売開始が1990年、頭文字Dの連載開始が1995年なので時代を反映させた劇中アイテムと言えるだろう。



その後1990年代後半には、アフターパーツのドリンクホルダーにも車種専用アイテムなどが登場し、広がりを見せていく。



新たな容器に対応

こうして広がりを見せていったドリンクホルダーだが、1990年代には新たな容器に対応していく形でも進化をしていくこととなる。



まずは、1990年代半ばに500mlの紙パックに対応したドリンクホルダーが登場。これは、500mlの紙パック飲料がコンビニで普及してきたためだ。紙パックに対応したドリンクホルダーは近年ファミリーカーを中心に純正採用が進んでいるのはご存じのとおり。そのことを考えるとまさに先見の明があるアイテムだ。



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そして1990年代後半にはペットボトルに対応したドリンクホルダーが登場。現在ではペットボトルが入るドリンクホルダーは純正でも当たり前の装備となっているが、こちらもアフターパーツメーカーがキッカケとも言える例だろう。



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最近では、2014年にコンビニのコーヒーカップに対応したドリンクホルダーも登場した。

このようにドリンクホルダーは時代の飲料容器ニーズに合った形に対応しているのだ。今後もアフターパーツが新たなトレンドの容器に対応し、それを純正が後を追うという形で、ドリンクホルダーは進化していくのではないだろうか。



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