この記事をまとめると
■沖縄を旅行する際にはレンタカーが便利



■しかし運転時には注意が必要だ



■沖縄ならではの交通事情について解説



沖縄旅行にはレンタカーが重宝! しかし注意点も

そろそろ待ち遠しいゴールデンウイークが近づいてきた。コロナ渦でさまざまな制限があったここ数年のそれとは違い、比較的自由に旅行やレジャーを楽しむことができる今年は、海外、国内含め、すでに魅力的なプランを立てている人も多いだろう。



そんななかでの個人的なおすすめのひとつは沖縄。

数年前から移住を考え始め、ついには家まで作り始めた筆者。現在は半分千葉、半分は沖縄という生活を送っている。



ゴールデンウィークには内地(ほかの日本各地のことね)や海外から観光客が例年以上に訪れると思うので千葉に避難することにするけれど、ここで沖縄を訪れる方々にクルマの運転にまつわるさまざまな注意点をいくつか。なぜなら沖縄を旅行するにはクルマ、すなわちレンタカーが必要不可欠な存在となるからだ。



「可変中央線」「滑りやすい道路」「バイクは左車線」! GWに...の画像はこちら >>



那覇には「ゆいレール」というモノレールも走っているけれど、それを使った行動範囲はあまりにも狭いし、バスは時刻表通りに来ることが珍しいだけでなく、目的地に向かうのも観光客には難しい。だから沖縄への旅行の日程を決めたら、まずはレンタカーを予約しないと、とくにゴールデンウイーク中などは移動の手段がなくなってしまうから注意したい。レンタカー会社は先のコロナ渦の影響でレンタカーの在庫台数を減らしているから、予約はけっこう早めに埋まる可能性も高い。



ならばクルマ社会の沖縄は、けっこう道路も整備されているのかといえば、それは一部の幹線道路に限られる。国道58号線、329号線、330号線といった道路は、とりあえずは東京などと変わらない感覚でドライブできるが、朝夕の渋滞が激しいことも忘れてはならない。また、那覇市内には時間によってバス専用レーンが設けられていたり、交通量の変化に応じて中央線が変わったりする道路もあるので注意が必要だ。



滑りやすい道路も存在

ちなみにバイクで沖縄を旅行する人に注意しておきたいのは、バイクは左車線しか走ってはいけない区間があるというローカルルール。追い越し車線の走行は立派な違反になることを覚えておこう。



那覇などの幹線道路ではあまり見られなくなったが、沖縄の道路は舗装にサンゴ礁からできた石灰岩が使われていることが多い。このタイプの道路は、一般的な砂や砂利を使った道路と比較しても摩耗しやすく、またタイヤが滑りやすいのが特徴。とくに雨天時などにはその傾向が強く表れるので、スピードは控えめに走行したい。北部のヤンバル地方などでは動物の飛び出しにも注意。動物飛び出し注意の標識を見かけたら、周囲には気をつけてドライブしたい。万一動物をはねてしまったら、野生動物保護センターか警察に連絡することになっている。



「可変中央線」「滑りやすい道路」「バイクは左車線」! GWに沖縄に行くなら覚えておきたい「特殊な」道路事情
沖縄の動物とび出し注意の標識



最後にもうひとつ、沖縄でのドライブで注意したいのはYナンバー車の存在。これは駐留アメリカ軍の軍人やその家族が運転するクルマに与えられるナンバーで、このクルマと事故を起こすと、日本とアメリカの両警察の取り調べを受けることになり、事後の手続きもけっこう面倒な話になるのだとか。同様に左側通行の国から沖縄を訪れた観光客の運転するレンタカーとの事故も発生率としては高く、こちらもせっかくの楽しい旅行に水を差しかねない。



「可変中央線」「滑りやすい道路」「バイクは左車線」! GWに沖縄に行くなら覚えておきたい「特殊な」道路事情
Yナンバー



いずれにしてもいえるのは、せっかく沖縄を訪れるのならば余裕のあるスケジュールで、非日常を体験してほしいということ。レンタカーを借りてのドライブは、それを演出する大切なアイテムであり、アクティビティといってもよいのではないだろうか。

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