この記事をまとめると
■2023年に創立50周年となるケーターハム社は新型車を開発中



■「プロジェクトV」と呼ばれるその車両はクローズドボディのEVスポーツカー



■2023年7月12日グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般公開される予定



ケータハムからセブンとはまったく異なるEVが発売される

今年が創立50周年となるイギリスのケータハム社は、さまざまな意味で歴史的な節目を迎えることになる。現在ケータハム社のオーナーといえるのは、日本や海外でさまざまな自動車の販売ネットワークを構築しているVTホールディング社。

ここからの大規模な投資により、ケータハムは将来的には生産能力を50%向上。年間で約750台の生産規模を誇る自動車メーカーへの成長を狙っているのだ。



そのために、すでにケータハムはケント州のダートフォードに開発と生産施設を備える新本社を建設。トータルの敷地面積で5万4000平方フィートという巨大な新施設は、今年後半には本格稼働する計画だ。



今度のケータハムはEVクーペ! 50周年を記念したニューモデ...の画像はこちら >>



この新本社で、現在開発の最終段階にあるのが、これまでのケータハム車とは異なり、クローズドボディを持つニューモデル。「プロジェクトV」と呼ばれるこのコンセプトカーは、同社のCEOであるボブ・レイシェリー氏に見出され、新たにセブンシリーズ以外のモデルに関する、新たなデザインコンセプトを生み出すために起用されたアンソニー・ジャナレリ氏。フランス生まれの彼は、ハイパーカーの世界では、Wモータースの作品をデザインしたことでも知られるデザイナーだ。



今回公開されたティーザーフォトからは、そのデザインのディテールを知り得ることはできないが、軽さやシンプルさ、そしてドライバーにフォーカスしたデザインという、ケータハム伝統のコンセプトは、クーペボディとなっても何ひとつ変わらないという。前後のフェンダーとルーフラインが演出する美しいアッパーラインは、ケータハムの狙いどおりに新しさを強く感じさせるもの。



今度のケータハムはEVクーペ! 50周年を記念したニューモデルの正体とは?
ケータハム・プロジェクトVのティザー画像



ちなみにこのプロジェクトVにはイタリアのイタルデザイン社も協力しており、実際の製作はイタリアにある同社の施設が使用されたという。



プロジェクトVのパワートレインは、完全なフルEVだ。ケータハムではすでにEVセブンと呼ばれるEV仕様のモデルを発表済みで、スタンダードモデルと比較してもわずかに70kgの重量増で完成することができたこの未来のセブンも、カスタマーへと送り届けられる日を待つ状況。



今度のケータハムはEVクーペ! 50周年を記念したニューモデルの正体とは?
ケータハムEVセブンのリヤスタイリング



ケータハムにとってこれまでの50年に続く、新たな50年は、さらなる進化を伴う、明るく革新的な時代になりそうだ。ちなみにこのプロジェクトVコンセプトは7月12日、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般公開される予定となっている。

編集部おすすめ