この記事をまとめると
■ジャパンモビリティショーでの三菱ブースは「冒険」がテーマだ■PHEVを搭載したコンセプトカー「D:X」というミニバンが注目の1台だ
■日本では初公開となるトライトンなども展示されている
三菱ブースは”冒険”感マシマシ!
10月25日から開幕したジャパンモビリティショー。三菱ブースには高いオフロード性能を感じさせるモデルたちが多く展示されていた。さらにモンスターハンターとのコラボレーションも実施しており、三菱らしい冒険心をくすぐる展示となっている。
D:X
今回の三菱ブースでの最大のトピックスと言えば世界初披露となったコンセプトカー、「D:Xコンセプト」だ。リフトアップされたオフロード性能が高そうなスタイリングに、3列シートを備えた室内、そのパッケージを見れば誰もがデリカD:5を思い出すことだろう。この車両は未来のデリカD:5をイメージして作られたモデルだ。
コンセプトモデルでありながら、この車両は具体的なメカニズムの採用をアナウンスしているのも特徴的だ。その例として三菱が誇る高性能4WDシステム「S-AWC」や、デリカD:5で用いられている安全性に定評のある環状骨格構造リブボーンフレームをさらに強化して採用していることが挙げられる。
また、搭載されているパワーユニットは、アウトランダーPHEVでお馴染みのプラグインハイブリッドだ。これは冒険心を呼び覚まし行動範囲を広げるためという三菱なりの考えが表れた結果と言えるだろう。
「プラグインハイブリッドにS-AWC、それでオフロード性能の高いミニバン」というパッケージングは、正に多くの人がデリカD:5の理想の未来図として描いているものではないだろうか? D:Xを見ていると未来のデリカD:5がどんな姿になるのかワクワクしてくる。そんなコンセプトモデルだ。
トライトン
日本でも発売が予定されているピックアップトラックのトライトンも展示。日本でのお披露目は、今回のショーが初となる。販売予定価格は498~540万円とされている。
日本市場全体を見てみても、珍しいピックアップトラックということもあり、多くの来場者からの注目を集めていたトライトン。古典的なデザインが多いピックアップトラックだが、先進性を持つトライトンのデザインに見入っている人が多くいた。
また、市販モデルだけではなく、アジアクロスカントリーラリーに参戦しているトライトンも展示されていた。こちらはボディ補強や足まわりの強化、軽量化にエンジンチューンが施されていて、各種車載装備も本戦さながらだ。ノーマルのトライトンよりもワイルドな雰囲気となっていた。
パリダカールラリーで輝かしい成績を納めてきた三菱。そんな三菱と「冒険」というキーワードはピッタリのマッチングと言えるだろう。展示されている車両も一般公開日では小型モビリティを含めて12台と多い。クルマで冒険したい人、興味がある人は必見だ。

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