この記事をまとめると
■クルマ好き同士の忘年会でやってはいけない4つの行為や言動を紹介



■普段は自制が働くのにお酒が入ったことで思わず口走ってしまい修羅場に発展することもある



■自分や他者の愛車のことやショップに対する愚痴などもケンカの火種になりやすい



クルマ縛り忘年会ではマイナスなネタに要注意!

新型コロナウイルスの5類移行から早いもので半年以上も経ち、2023年も残すところあとひと月を切っています。ここ数年間、自粛ムードを余儀なくされた人たちも、「今年は(久しぶりに)やりますか!」ということで、すでに忘新年会を企画しているのではないでしょうか。私事で恐縮ですが、筆者自身もいくつかの忘年会のお誘いがあり、と同時にこの業界の恒例行事である「年末進行」をどう回避するか? いまから思案しているところです。



それはさておき、久しぶりの忘年会ということで、うれしさのあまりつい羽目を外してしまう人も少なからずいるのではないかと推察します。



これが旧知の間柄であれば「またかよ~」で済んでしまうのですが、それほど濃い関係とはいえないクルマ好き同士の飲み会は話が変わってきます。独得の「暗黙のルール」がいくつかあるように感じます。そこで自戒の念を込め、クルマ好き同士が集まる飲み会で御法度な行為についてまとめてみました。



SNSで参加メンバーをタグ付けして投稿

Facebookなど、参加メンバーをタグ付けして投稿しているのをときどき見かけますが、家族や職場にはナイショだったり、別の理由(口実?)で参加しているケースも少なからずあります。



クルマ好きにありがちなクルマ縛り忘年会&新年会! 楽しいはず...の画像はこちら >>



奧さんに「会社の忘年会で……」なんて言っておきながら、実際にはプライベート(クルマ好き同士の忘年会)だとバレて怒られる可能性だって大いにあります。また、1次会は居酒屋でも、2次会で夜の街に繰り出し、店内で楽しんでいる様子(お察しください)を撮影した画像にタグ付けしてSNSに投稿……なんてもってのほかです(笑)。



参加メンバー同士でマウンティング

普段のオフ会では起こらないことも、お酒が入ると様相が変わります。普段は温厚な人が豹変して「オレ(私)のクルマのほうがすごい」「オレ(私)のほうが詳しい」「オレ(私)のほうが価値がある」。いわゆるマウンティングの応酬がはじまってしまうとサイアクです。



普段は自制が利くのに、お酒が入ってつい……。あとで笑い話になればいいのですが、どちらかが泥酔して覚えていないとか、「オレ(私)は悪くない。仕かけたのは向こう」なんて第2ラウンドがはじまってしまったら目も当てられません。



こういったことがきっかけとなり、それまで良好な関係だったクラブのメンバー同士が険悪になってしまったり、最悪の場合は解散(空中分解)することにもなりかねないので注意が必要です。



参加メンバー(不参加を含む)の愛車をディスる

誰も口にはしなけれど「控えめに言って、自分の愛車がいちばんカッコイイし、サイコー!」なんて密かに思っているわけです(笑)。自分の愛車が最高で、あの人のクルマはここがイケてないだとか、センスがいまひとつだとか。密かに思っているし、同時に思われているのが現実です。思うだけならいいんです。口に出さなければ。お互いさまなんだから(笑)。



クルマ好きにありがちなクルマ縛り忘年会&新年会! 楽しいはずの酒宴が一瞬で地獄絵図と化す「要注意ネタ」4つ
オーナーミーティングで複数台が集まっている写真



しかし! これを実際に口にしたり、指摘してしまったらアウトです。当日、何らかの理由でスケジュールが合わず、飲み会を欠席したメンバーもいるはずです。いない人だからディスっていいかというとそれも違います。そしてこの手のディスりは、巡り巡っていつの間にか本人の耳に入っているから不思議です。そうなるともう……。この先の展開は推して知るべしです。



プライベートなことに首を突っ込むのはNG!

メンバー(不参加を含む)のショップや主治医をディスる

最新モデルであればディーラー、生産終了モデルであればそれぞれのショップに愛車を託しているオーナーが多いはず。とくに後者の場合、ショップと主治医が同じところといったケースも十分に考えられます。

つまり、そのショップや主治医の腕を頼って(信じて)大事な大事な愛車を託しているわけです。で、当然ながら「いま、自分の愛車を預けているココがベスト! ほかよりは腕はいい。間違いない」と信じていますし、信じたいのです。自分が選んだショップであり、主治医だから。それゆえ、この存在を他人が否定したら怒りを買うのはいうまでもありません。



クルマ好きにありがちなクルマ縛り忘年会&新年会! 楽しいはずの酒宴が一瞬で地獄絵図と化す「要注意ネタ」4つ
自動車整備工場のイメージ写真



そんなわけで、良かれと思ったとしても「○○さんが預けている◆◆は評判が良くないよね」なんて言い放つのはぜったいに御法度です。それはつまり、「あなたには見る目がないよね」と言っていることと同義だからです。ひょっとしたら実際にそうかもしれませんし、ショップや主治医との相性がイマヒトツという可能性もありえます。結果として、このようなディスりは誰も幸せになりません。



クルマ好きにありがちなクルマ縛り忘年会&新年会! 楽しいはずの酒宴が一瞬で地獄絵図と化す「要注意ネタ」4つ
愛車を整備しているイメージ写真



唯一の例外として「◆◆に預けてるんだけど、ほかに移ろうか悩んでいて……」という話になったときは、仲間内の評判を伝えてもいいかもしれません。なぜか「ここがベスト! は決められないけれど、あそこはダメ」という見解は不思議と仲間内で一致するものなんですよね……。



まとめ:プライベートなことは立ち入らないほうがいいことも

幼馴染みや学生時代の友人とは異なり、お互いの愛車のことは何となく知っているけれど、お互いの仕事やプライベートなど、知っているようで知らないことも意外とあります。

SNS上のハンドルネームで呼び合っていたら本名すら知らないなんてことも。



基本的に「クルマ縛りの飲み会」ですから、クルマに関する話題で盛りあがりたくて忘新年会や飲み会に参加している人もいます。クルマ談義や情報交換が目的なので、プライベートなことに関しては立ち入ってほしくない人ももちろんいます。



クルマ好きにありがちなクルマ縛り忘年会&新年会! 楽しいはずの酒宴が一瞬で地獄絵図と化す「要注意ネタ」4つ
複数名が乾杯しているイメージ写真



いい年したおじさんが、あきらかに20代と思われるミニスカ美女を連れて忘新年会や飲み会に参加したとしましょう。「ん? 彼女? 奧さん?? もしや同伴???」参加しているメンバーは気になるのをグッと堪えてその話題には触れないようにしているところに、ついうっかり「どこで知り合ったんですか?」なんて馴れ初めを聞くのは御法度です。たとえ、ベロベロに酔っ払っていたとしても。



また、参加メンバーのなかにはクルマを何台も所有していたり、頻繁に買い替える人がいる場合もあります。「なんでそんなにポンポンクルマを買えるんですか?」なんてストレートな質問もこれまた御法度です。実際に高給取りなのかもしれませんし、投資で得た資金で買っているのかもしれません。もしかしたら人には言えない理由である場合も……。世の中には触れないほうがいいことも少なからずあるということです。



クルマ好きにありがちなクルマ縛り忘年会&新年会! 楽しいはずの酒宴が一瞬で地獄絵図と化す「要注意ネタ」4つ
複数台のクルマを所有するガレージの内部



最近は「ソーシャルディスタンス」というキーワードを目にしたり、耳にする機会が減りましたが、少なくともクルマ関連の忘新年会では、まだまだソーシャルディスタンスを心がけたほうがよさそうです。

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