この記事をまとめると
■テスラのEVピックアップトラックのサイバートラックが発売された



■平面で構成されたステンレスボディは自動車デザインとしては微妙な評価



■中身はハイテク満載でトラックとしての能力も高い



賛否両論を巻き起こしたコンセプトモデルのままの見た目!

ついに発売されたテスラの最新モデル「サイバートラック」は、知れば知るほど欲しくなる驚きのEVピックアップです。テスラに注目していた方はもちろん、これまで同社のことを色眼鏡で見てきた方にもサイバートラックは超オススメ! とにかくEVとしての完成度はもちろんのこと、ピックアップトラックとしても新たなレベルに到達しているのです。



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2019年にコンセプトモデルが発表された際、サイバートラックは工業デザイナーから賞賛の声が上がったものの、一般的には「カッコいいけど、トラックっぽくない」とか「ロボコップが乗っていそう」など微妙な意見が少なくありませんでした。

筆者も「いくらなんでもこのカタチで販売はないだろう」とみていましたが、なんとコンセプトモデルとほぼ同じスタイルで登場です。



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テスラ・サイバートラックの真横



違っているのはサイドミラーが追加されたことくらいで、DMCデロリアンを彷彿とさせるステンレスの無塗装ボディもそのまんま。これなら、デロリアンと同じくワックスでなく台所用クレンザーとたわしで洗車もできそうです(笑)。



また、荷台部分もステンレスで成形されているため、ダンプカーみたいに川砂利をそのまま積むのも問題なし。カーゴベッドは6×4フィート(およそ1880×1200mm)1530リットルといいますから、ご家庭の駐車場にコンクリ撒くくらいなら余裕でいけるはず。さらに、荷台は電動シャッターでカバーされるというのもテスラっぽいアイディアで、ビックリドッキリメカ的な動きは永遠の男の子には刺さりまくりかと。



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俯瞰から見たテスラ・サイバートラック



ちなみに、直線しか使っていないデザインは自動車デザイナーからは不評なようですが、じつは高価な金型を使うことなく成型できるため「大幅なコスト削減」が見込める手法。これまでもクルマづくりのセオリーをことごとく超越してきたマスク氏らしいポイントにほかなりません。



最強グレードなら約5トンをけん引できる!

サイバートラック(AWD)の航続距離が547kmというのはさほど驚くような数字でもありませんが、荷台にレンジエクステンダーバッテリーを追加することで755kmまで延長可能というのは、ピックアップならではのメリットでしょう。テスラのスーパーチャージャーと呼ばれる急速充電器を使えば15分で235km走行分まで充電できるとのこと。



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テスラ・サイバートラックのシャシー



もっとも、サイバートラックのパフォーマンスは航続距離よりもけん引能力といっても過言ではありません。最大4990kgといいますから、トヨタ・タンドラの5.5トンに肉薄するもの。

簡単に言えば、アメリカンサイズのでっかいモーターホームを余裕で牽引できるということ。



なお、最強グレードのサイバービーストなら、最大出力845馬力というパワーを活かし0-96km/h:2.6秒という、ポルシェ911顔負けの俊足。むろん、最新鋭の全輪駆動システムが搭載されていますから、ドバイあたりの富豪なら砂丘で大ジャンプとか決めちゃいそう。



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砂漠を走行するテスラ・サイバートラック



砂漠といえば、サイバートラックの汎用性、つまりSUV的な使い道を想定したオプションパーツのラインアップもカッコいい。たとえば、カーゴベッドを寝室にしたイージーテントや広大なルーフを活用したキャリアなど、砂利トラ的な使い方だけでなく冒険心も満たしてくれそうなパーツがたくさん。当然、電源の設定も100~240Vまであるので、旅先で電ノコ使ってログキャビンを作る、なんて夢も広がります(笑)。



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テスラ・サイバートラックの電気で工具を作動させるイメージ



そのほか、生物兵器にも対応している医療グレードの空気フィルターや15スピーカーを内蔵したインテリアなど、ピックアップトラックのカタチをしながらもサイバートラックはまさに新世代のテスラを表徴するかのよう。



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テスラ・サイバートラックのインテリア



後輪駆動のベーシックモデルなら日本円でおよそ900万円と、そこそこの値段ですが、ここはやはりサイバービーストでかっ飛び一択でしょう。ロボコップのコスプレで降りてきたりしたら、ちびっ子から大人まで呆然としてくれること請け合いです!

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